ゴッドサウンド+スタジオエンド 演劇公演「サド侯爵夫人 第一幕」
■作=三島由紀夫
■演出=萩原興洋
■出演=齋藤綾乃、加藤絢子、荻原京子、萩原興洋
●「一七七二年、九月。サン・フォン伯爵夫人とシミアーヌ男爵夫人が、モントルイユ夫人の招きに応じ屋敷を訪ねて来る。夫人が現れるのを待つ間、二人の間で交わされる会話は、夫人の娘ルネの夫・サド侯爵の犯罪と逃亡にまつわるスキャンダルについて。現われた夫人が語り出したのもまさにそのこと、サドの赦免を乞うため、二人の貴婦人が持つ人脈を駆使するよう依頼することだった…」
サド侯爵夫人という三島由紀夫の戯曲の第一幕を上演いたします。サディズムの語源ともなったサド侯爵。彼自身は登場せず、それをとりまく女たちの会話によってお話はすすみます。特に大きな事件が起こるわけではないのですが、独特な美しい台詞は観る者を飽きさせないことと思います。そして役者たちが操るかわいくも奇妙な人形が、怪しげな世界を展開させシンプルな舞台を彩ることでしょう。長きにわたり上演の機会をうかがっておりました。まつもと演劇祭にて上演されましたが、新たに演出を変え、ネオンホールでより深まった歪んだ愛の新世界をご堪能いただきたく思います。(ゴッドサウンド+スタジオエンド・萩原興洋)
■時間=開場19:30/開演20:00
■料金=(前/当)¥1000
*予約・問い合わせ=ネオンホール(tel:026-237-2719/mail:info@neonhall.com)