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 午後から大門町のホ

更新日:2006年03月18日|書いた人:清水隆史

 午後から大門町のホテル藤屋の新しい結婚式場の下見に行った。
藤屋は「本陣」と言われた位、善光寺門前では由緒正しいホテルなんだけど
(以前は皇族とか乃木大将とか板垣退助?とかが泊まった証みたいなのが
展示してあった気がする。)経営的な理由からか、4月から結婚式場/
レストランとして再スタートを切ることになる。来週プレオープンで、
それ以降ちょっとネオンで仕事をすることになりそうなので、
機材チェックに行ってきたわけです。

藤屋さんでは確か7〜8年前に落語の音響?かなにかの仕事を
したことがある。大きな座敷で200人くらいのひとが落語を
聴けるように、スピーカーとかミキサーを仕込んだような気がする。
あと、数年前には善光寺関係の本の仕事で取材したこともあった。
迷路みたいに複雑な廊下と階段の配置や、シンプルでありつつ凝った内装、
ドアの取っ手、電灯の笠、スイッチなんかの細部の骨董的面白さなどに
喜んだり。一番奥にある離れの一等室?の枯れた良さ(その部屋専用の
庭があったり、多分大正時代?あたりに作られた雪見障子が実用的に
残ってる点とか。)に感動しつつシャッターを切った。
で、近所だけどいつかは泊まってみたいなあ、と思っていたのです。
それは今回の改装(改業?)でもう無理になってしまったのだけど。

久しぶりに入った藤屋は、案外前と変わってなかった。
いや、かなり手は加えられているけど、全体的な印象は同じだった。
奥の庭も、それに続く廊下も、廊下の横にあった蔵の部屋も
ちゃんと残っていて、いい感じに薄暗くてクラシカルだ。
ただ、新しい床をよく見ると、ツーバイ材で組まれていて
インパクトでビスを打ち込んだ跡がしっかり残ってたり
するのにはがっかりしたけど…。歩き回りながら、取り壊しに
ならなかっただけでもよかったなあ、という気持ちになりました。

ネオンに戻ると、雨の中入口前には会場を待つ人の列が出来ていた。
今日は最鋭輝さんのディープイベントだ。
というか、今その真っ最中なんです。
あ、なんか軍歌っぽいのが聞こえてきた。「凶暴」が始まるのかな。
なんかすごいなー。

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