カフェシアター「花札伝綺」2010/11/12(金)〜14(日)
更新日:2010年11月14日|書いた人:イベントレポート
演劇実験室カフェシアター 公開ワークショップVol.36「花札伝綺」
ネオンホール公演が終了しました。
今まで観たカフェの中でも
お話として楽しめてよかった。
(話の展開が好きだった、、というか、今までのカフェは話がステキっていう感想より、なんか凄い人達がスゴイ事してる!って圧倒されて話はどうでもよくなっちゃって・・・たぶんいいストーリーっていう土台にのってやっていたんだとは思うけど)
今回は浄瑠璃風に、語る人とステージで動く人が完全に別人で
3人の語り手が、話に登場する約10人の台詞をいろんな声音で語っていって
ステージでは台詞を発することなく動きだけで演じていく舞台でした。
ある意味、聴いてるだけでも十分面白かったのが(すごい上手いの!)
日を追うごとに動きの役者と語りの台詞がシンクロしていって
お互いがお互いを盛り上げあって、どんどんのびのびとしていって
最終日の完全に“のってる”状態がすごくぞわぞわする舞台でした。
表面的でひとことでまとめられてしまうような
だだの主張して、伝達するためだけの作品(劇でも何でも)は
(死=悲・恐怖、命=尊、親子=絆 みたいな)
もういいや〜と思ってるのですが(あ、でもたまには良いかも)
なんていうか、寺山修司すげー!と思ったお話でした。
ナツミ