2011/5/5(木)春に
更新日:2011年05月05日|書いた人:大沢夏海
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
・・・・
地平線のかなたへと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう
谷川俊太郎の詩だったんだ。
…知らなかった。
(「春に」)
ナツミ