長野市民日記-001
更新日:2011年10月20日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市立町在住の西沢尚紘さんより、「長野市民日記001」なる文章が投書されましたので、突然ではありますが紹介いたします。
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長野市民日記 001 10月15日(土) 西澤尚紘
今日は祝い師という仕事をしている山田万太郎さん(50才・男性)と出会った。
私は山田さんに祝い師の仕事内容をたずねてみた。
彼の仕事は主に日本中の伝統的な祭りへ参加し、その祭りの重要な場面において性的であり聖的でもある言葉を大声で叫ぶというものだった。
例えばどんな言葉かとたずねると先日石川県能登半島にある漁村の秋祭りに参加した時
はこう叫んだそうだ。
「海神様(正式名称オオウミノハララギヒコ)あなたのその御手で私のワキをどうか触ってください!そして、その手つきでどうか皆の衆を救ってやってください!」
私はその言葉をきいて、「いったいどんな手つきで神様にワキを触られるというのですか?」と興奮ぎみに山田さんにたずねた。
そしたら彼は「あ〜そこは僕の専門外だからわかんないな〜」と言った。笑顔で。