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唐ゼミ、長野滞在5日目「公演楽日!」 2011/10/2(日)

更新日:2011年10月10日|書いた人:大沢夏海

あれから一週間が経ってしまいましたが、写真だけでも更新します。
本番2日目にして楽日。
ちょうど中央通りのお祭りがあって、昼間から町がにぎやかでした。
夕方、ちょうど受付をはじめた頃に御神輿が帰ってきました。
唐ゼミの青テントの前を御神輿が行く!木遣りの大合唱?!が響く。
すごいタイミングでお祭り独特の緊張感が満ちていったごんどう広場でした。

開場前には薄暗くなり、どこからともなくヨーカドー前に人があつまって
期待感や緊張感がだんだん高まってきてちょっとただ事じゃない雰囲気に。
夕暮れの薄暗さや、鳥の大群が拍車をかけて
もうここからすでにお芝居が始まっているような非日常的な景色でした。

そして開場。テントに人が吸い込まれていく。

今日も拡張したテントに満員御礼。乳飲み子の姿も。

興奮が頂点に達したクライマックスでお話は終わって
悲しいでも、うれしいでもない、興奮しすぎて涙とともにあふれるこの感覚!
お芝居の「物語」ではなくって、もっと感覚的ななにかによって
揺れ動かされまくる全身。
なんだろう、なんていえばいいんだろう。
とにかく拍手が…鳴り止まない!

カーテンコール。

「ネオンホール支配人!おがわてつろう!!」と演出家中野さんに紹介され、ステージに上がるてつろう。拍手、まだ止まず。

そのままテントで打ち上げ。
見た人も出演者もみんな目がキラキラしてるの!!

その場にいた人にしかわからないと言ってしまえば
それまでなんだけど、なんというか説明しようがないし
処理しきれない濃縮エネルギーをその場のみんなで共有してしまって
みんなびっくりしている、という状態に近かったように思う。

唐ゼミ「海の牙」というすばらしい舞台を権堂という場所で
たくさんのひとと共有できたことが
本当にうれしい、と何度も思った。

一つの誠実な挑戦がたくさんの人たちにささえられて
形になり、つながったり、広がったりしていくのを
当事者になって身を以て経験していくこと。
大変だし、実際成功するとは限らない。でも
そこからしか始まらない事や、学べない事がたーくさんあるんだってわかった。
今までもやってきた事だったのかもしれないけど
今回は事が大きかったからすごく切実にそう感じた。

見かねて助けてくれた人、陰でささえてくれた人、
観に来てくれた人、なによりこの町に感謝しながら
それをこれからのネオンホールでも証明し続けて
いかなきゃいけないんだとおもった。


その日のうちに解体作業。


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