長野市民日記-045
更新日:2013年01月21日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記45 2013年1月20日(日)
今日、登山をした。
妙高山(標高二四五四メートル)に登った。
妻のキヨ子と二人で。妻にカッコイイ所を見せるため登山装備をカジュアルに一新し、事にのぞんだがまったく無意味だった。
元登山部の彼女に補助してもらわなかったら今頃山岳救助隊へSOSをだしていた。
でもとにかく山頂に二人して立った時は感動した。雲海上の風景、それは天国であった。
その絶景を眺めつつ二人、温かなコーヒーを飲んでいると彼女が前を向きながら一言「ねえ、私達別れましょう」といった。
私は「え?なんで冗談だろ(笑)?」といったが私の方を向いた彼女の目は真剣だった。
理由は私のキャバクラ通いに対する私への失望だった。全部バレていた。何もかも。
私は妙高の山頂で三時間土下座し彼女に謝罪し続け最後に血判状を提出、どうにか許してもらった。私はマジで人生に遭難する所だった。心から反省しつつ下山した。
西澤尚紘