長野市民日記-062
更新日:2013年07月10日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記62 2013年7月10日(水)
ひきこもっている。
最近仕事をやめてひきこもっている。べつにずっと部屋の中にいるわけじゃない。近所の神社と市立図書館と銭湯をぐるぐるまわっている。“社会的ひきこもり”というやつだ。
小学校の卒業文集に「将来は脳外科医になってクモマッカ出血になった人の命を救いたい!」と書いたがぜんぜん違う現実。
でもどうにかふんばる。パニックにおちいらないよう定期的に腹式呼吸をするようにしている。
ちなみにここ二、三日はまっている本(図書館の)は北野誠『おまえら行くな。』シリーズ。実話怪談系の書籍。基本読んだその夜は部屋の電気つけっぱなしで寝る。
なぜ怖い話を読みたくなるのか。きっと無意識が「幽霊→あの世→この世→生きている私」を感じさせるためにだ。つまりメメント・モリ(死を思え)ということ。
くいのない人生を送ろうと思う。
西澤尚紘