長野市民日記-087
更新日:2014年03月21日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記87 2014年3月20日(木)
今日、上野公園から帰ってきた。
一ヶ月ぶりに長野の自宅へ帰ってくると弟が開口一番こう言った。
「なんか兄ちゃん、ウンコくさいんだけど」
あたりまえである。この一ヶ月間フロに入っていなかった。東京上野でホームレス生活をしていたのだ。
なぜか?自分の意志をたしかめるためだ。
進路指導の神山先生から卒業後の進路をきかれ“革命家になります!”と答えると、「それじゃあ将来ホームレスになる覚悟はできているのか?」と言われた。
だから春休みを使って体験してみたのだ。
日がな一日、道行く人にハトのエサ(豆)を売り、夜になると近くのテントのおっさん達とカップ酒を飲む。そしてラジオを聴きながら眠りにつく。そんな日々。
おととい先生にハガキを送っておいた。
「ホームレス上等デス」と。