井出マサヒコのイベントレポートブログ『安曇野からネオンを込めて⑥』
松川村にお住まいの井出マサヒコさんによる、イベントレポート第5弾。
この夏のスーパーネオン、2日目の様子をレポートしてくれました。
以下に掲載します。
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2014/7/20(日)
「スーパーネオンホール2014夏2日目」
ネオンホールに通い始めて約2年、「スーパーネオンホール」念願の初観戦と、まさかの初参戦が同時に訪れました。なので当日は、参戦するメンバーとリハーサル等していて途中観戦になってしまい、「レポートは、やめようかな...」と思いましたが、その気持ち以上に「レポートを残したい!」と思うほど熱い気持ちが宿るイベントでした。
「ベアーズキーマン」の最後の2曲の頃からの観戦になりました。骨太なバンド演奏とキーボードからの電子音がぶつかり合う感覚から生まれくるグルーヴが刺激になり、次に控える「名なしの0」での出番からの緊張感を吹き飛ばしてくれました。
「マヒトゥー・ザ・ピーポー」が名なしの0出演後に登場しました。つま弾くギターと、絞り出すような、かすれた歌声に独特な美学を感じ、どこか毒のある雰囲気が格好良く、会場内も聞き入ってました。
そんなマヒトゥ・ザ・ピーポーさんにMCの際「楽屋で聞こえてくる朗読、気がおかしくなる」と言ってもらったり、ネオンホールで知り合った方々に「良かったよ」と言ってもらうだけで個人的な思いですが、「名なしの0」で朗読パフォーマンスに参加できて嬉しかったです。
演奏技術が際立っていた「padge」。ブルースからの渋みと、上品でゴージャスな演奏が、新しい音楽に出会った時の嬉しさを感じさせます。バンドメンバーが気持ちよさそうに演奏されている姿も印象的でした。
「中央ヤマモダン」のコントも初観戦、普段かみ合うことのない日常の組み合わせがとても絶妙で、終始笑いが絶えるとこが無いステージでした。定期的に開催される喜劇ライブも是非観賞してみたいです。
以前、松本市で鑑賞した「TheEnd」。松本では、弾き語りのレベルの高さと、男の哀愁感に魅了されましたが、今回は、更にディープなユーモアが加わって、よりTheEndさんのパフォーマンスに引き込まれました。
自分の出番が終わり落ち着いた時、DJブースでは、清水隆史さんがDJをされてました。触れた事がなかった音楽を聞きながら「この方があの...」と一方的な敬意で清水さんをチラチラと眺めてました。
「エイトヤマザキ」さんのライブを鑑賞するのは3回目ですが、自分自身、エイトさんのライブに対する感情が増してきて、綺麗な高音がより深く心に響きます。その歌声と歌詞に、客席で涙する女性の姿も心に残る光景でした。
時折、ネオンホールのブログで、活動内容が掲載さていた「夜の吹き部」。「ほんわかした感じかな?」と勝手に思ってましたが、演奏は本格的でビックリしました。管楽器の迫力は圧巻です。
そして、夜の吹き部に歌い手が加わり、ライブパフォーマンスが最高潮、歌謡曲とラップがコラボしたステージは、今も思い出す度にワクワクします。
熱くなったフロアを上手にクールダウンさせていくトリの「夕暮レおかわり少年団」。キレのある演奏に、トゲの無いスタイルが、心地よく終演へと誘導してくれます。いや、最後に「りんごの国(の英訳)」のオチをかましてくれました(笑)。
すべてのプログラムが終わった後、哲郎さんが一人一人丁寧にスタッフやDJ、出店者など紹介をされました。なんでもない自分が感動してしまった場面だったので、スタッフの皆様の想いはひとしおだったと思います。
普段感じる暖かさや熱さとディープ感に、会場内の皆さんの盛り上がりの傍ら、肩や鼻で笑ったりと、どこかやさぐれた方もいたりして、そんな雰囲気が妙に型にはまっていた夜。今回のイベントの締めの言葉は、あれしかないですね。
「また逢う日まで...」