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「ハムレット?」リレーインタビュー③ -長峯亘さん-

更新日:2014年08月17日|書いた人:ネオンプロデュース演劇2014「ハムレット」

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ここ最近のネオン周辺の演劇で、気になる存在の演劇ユニット“thee”。
短編劇場に多数参加したり、単独公演もしたり、活発に活動しています。
theeの主催で演出を手がけている長峯さんにお話を聞きましたー!

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哲:長峯さん、こんにちは! なんか、いろんな人にインタビューする中で、自分の中の演劇観みたいなものを整理していけたらなぁと思っているんですけど、長峯さんは、どんなお芝居がすきですか? …なんか唐突な質問ですが、、



長:どんなお芝居でも好きは好きです(笑)。見終わった後にちょっと傷付いたなぁと思える芝居に出会えたら嬉しいですけど、なかなかないですよね。あと生きにくそうな人々が芝居の中に出てくると、おっいいぞ、と思ったりします。生きにくさとか、物事は思い通りにいかないとか、そういう事こそ演劇でしか表現できないし、演劇でしか表現してはいけない時代な気もして。夢と希望とハッピーはテレビでやっときゃいいかなっていう。



哲:なるほど!! ちょっとtheeのお芝居に通じるというか、当たり前ですが。テレビというかマスメディア?と対局というか相対するもの、みたいな感じはあるんですね。うん、感じます。
ちょっと傷つきたいですか…(笑)うーん、面白いです! そう思うに至るまでの変遷って長峯さんの中であるんですかね?今まで観た中でどんなお芝居が印象に残ってますか?



長:表現と対峙した時に、何を期待するかっていうところです。感激とか喜びとか、笑いとか、それは個々人で異なるし、かなりニッチな感情もそこには含まれているんじゃないかな、と。そのひとつに「表現に傷を負わされたい」という願望や感情ももちろんあると思います。跡に残るような、引き摺るような感覚が好きっていうだけですが(笑)。何も残らないということを良しとする演劇もありますけど、作り手の視点から言えば、恥ずかしがりながら表現した以上は何か残したいし、少しショックを受けて帰って欲しいとは思います。どこでショックを受けようと自由だし、演劇の自由性はそこで保たれているかなと。

今まで観た中だと、かなりド有名ですが大人計画の「ふくすけ」、離風霊船の「赤い鳥逃げた…」、PARCOプロデュース「笑の大学」とか?あんまり覚えてないんですが…。あとゴキブリコンビナート、ゴジゲン、猫ニャー、野田さんの作品とかとか。ポツドールもショックだったし。だいたい観てる作品は良くも悪くもショックを受けて痛い目に遭ってるかもです(笑)。



哲:うんうん、自由性。何と無く表現の自由性とも位置づけできるかもしれないですね!

…こう、観てくれた人の心を動かしたい、けど、どう感じるかは委ねたいみたいなところって難しい気がしますね。どちらも確かな事のように思うんだけど、それを共存させるバランス、というか、せめぎ合い?みたいなことが、ひとつ作品作りの上で大事なハードルな気がしてきました。

なんとなく、長峯さんの演劇観においてストーリーっていうものを大事にされてるのかな、という感じがしました。どうですか?

ちなみに、あげてくれた作品、ほとんど知りませんでした…!勉強します。。



長:仰る通り、観てくれた人の心に一石投じたいなという想いと、観る側にある程度の余白を持って投げ掛けたい、というのは結構難しい線引きがありますよね。一線越えたら単なる押し付けだったり、これが答えだ!と決め打ちしてしまうことにもなって、かなりダサいですからね。

ストーリーって、その表現において作り手が残したいテーマや問いに観客を導くためのガイドですよね。本当は物凄く観念的で、それこそ作り手にしかわからないテーマや問いの部分に、飽きさせず、迷わせることなく、何とかして観る側を引っ張っていく、ついてきてもらうためのものというか。そのガイドに沿って観て行くと、その表現が何者なのか正体がわかるというか。そういう意味でストーリーは大切なものだなとは思います。作り手の独りよがりになるかならないかは、ガイドの強度や丁寧さでいかようにも変化すると思うので。特に演劇は、ガイドの緩急で大衆性をはらんだり、芸術性や不条理性が絡んだり離れたりするんだろうなぁと。完全なる素人演劇野郎の自論なんで、全く違うかもしれませんけどね(笑)。拡張性高いな演劇っていう気はしてます。



哲:長峯さんレスポンスが早い上に、言葉が整理されててスゴイですね! なんかすごく演劇のこと考えてる時間長そう。。

今日のハムレットの稽古で、長峯さんの言ってた、ガイドとしてのストーリーについて考えながらみてみました。なるほどと思うことが結構ありました。

じゃあ、最後にコレから作ってみたい演劇について、テーマとか、手法とか何かあれば、よかったら教えてください。



長:演劇って変わってますよね。数多の表現の中でもかなりの変わり者ですよ、演劇。ある程度狂気がないと太刀打ち出来ない。そんな変わり者こそ愛おしく感じます(笑)。

これから作りたい演劇。何でしょうね。演劇を始めたのがつい最近なので、とにかく長く続けていけたらいいなぁと。その中で手法もテーマも徐々に見えてくる気がしています。



哲:変わり者、、うん、なんか納得ですね。

theeの次回作が楽しみです。 どうもありがとうございました!

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ネオンホールプロデュース 演劇公演2014 vol.2
「ハムレット?」
原作:シェイクスピア
翻案/構成/演出:西村和宏

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25歳以下の長野の若者と香川県四国学院大学の演劇コースの学生16人が
真夏のネオンホールで古典の代名詞「ハムレット」に挑みます。
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