長野市民日記-108
更新日:2014年10月20日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記108 2014年10月20日(月)
今日もイネカリをした。
ババババとイネカリ機を稼動させ、ハゼかけをしていった。少々おそめのイネカリ。
最近けっこうさむくなってきたが今日はよく晴れ、太陽が高くなってからはTシャツ一枚でOKだった。
作業を小休止し、腰に手をあて水筒のお茶をラッパ飲みしていると、田んぼ道の向こうから兄貴が来るのが見えた。
兄のヨシオ(四五才・百姓)はペットのロバに乗ってやってきた。
兄はでかい声で「オメーまだイネかってんのかよ?オレはもう終わったぜ!」という。
私は「うん」と一言。「しょうがねえな〜」といいながら兄はロバの背をおり、イネカリを手伝いはじめた。
ハゼかけをしながらポツリと兄がいった。
「オレ、村長選に立候補するわ」
理由をきくと“村に動物園を作りたい”という。私は兄を応援することにした。