長野市民日記-114
更新日:2014年12月20日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記114 2014年12月20日(土)
今日、雪かきの仕事をした。
ホント大雪。村中雪まみれ。便利屋の仕事がいそがしかった。一人暮らしのばやん宅の屋根に登り一メートル以上積もった雪を角スコで下に落としていく。ふん!ふん!と。
“オレ頑張ってる。夜はご褒美にスナックへ行って飲もう”そう思って一日中作業をしていた。
夜村で唯一のスナック”あけみ“へ行った。
あけみママ(推定五〇才)に、「いつもの」というと“ハイヨ”と言って中ジョッキでカラーミルクをだしてくれた。カラーミルクを飲みながらママに恋愛相談してもらう。
“チー子をワカサギつりに誘ってもあいつぜんぜんのってこないんだよ”
ママはタバコの煙をひと吐きし言ってきた。
“あきらめなさい。あの子は消防団員の大助君にメロメロなんだから”
私は“あ〜あやっぱりか〜”と天をあおぎ二杯目のカラーミルクを注文するのだった。