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ネオンホールプロデュース 演劇公演 vol.3「ヤルタ会談」キャストインタビュー チャーチル・鈴木大地

更新日:2015年01月13日|書いた人:プロデュース公演2015「ヤルタ会談」

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プロデュース公演おなじみのWEBコンテンツ「インタビュー」。
今回はキャスト一人一人と、ずばり『演劇』について、
去年演劇デビューしたネオンスタッフ・若林君がおしゃべりしました。

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(Aチーム)チャーチル役・鈴木大地君
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 昨年「ハムレット?」(ネオンホールプロデュース公演vol.2)で共演させてもらったとき、勤めていた会社を辞めたとききましたが、今は何してるんですか?

 フリーランスでweb制作の仕事と、SHINKOJIのオフィスにいるデザイナーさんのお手伝いをしています。

 演劇を始めたきっかけは?

 実際初めて面白いって感じたのは、月原やすとも(Bチーム、スターリン役)が昔所属していた、「十三月のエレファント」の作品ですね。それまでピアノしかやって来なかったのですが、生身の表現の迫力や、人が作る空気とかに、単純に面白さを感じていました。

 どうして自分もやってみようと思ったの?

 まさか自分が出るようになるとは思っていなかったんです。学生時代、一年遅れの同級生同士、月原と2人でユニットを組むことになって。。最初はチョイ役という話だったのが、キャストが集まらなかった為、主役級の役になりした。笑。2011年の鈴木林業の公演です。「幸せのど真ん中より」という作品で、ネオンホールでやらせてもらったのですが、唐ゼミの長野公演日と被っていました…。。

 もっと長くやってると思ってました。その後の活動は? 去年は特にとてもたくさん参加されていたように思いますが?

 鈴木林業はしばらくお休みしていました。ガラス組にでたりリーディングやったり。羽布さんの作品に出たりダンスをやったり。邪宗門に参加して、身体表現の面白さと出会ったりしました。

 それが今やっているユニットの、『シシとムー』の大元にあるってことですか?

 大元の大元になっている感じです。それから、昨年は3年ぶりに鈴木林業の公演をやったり、Theeやネオンホール短編劇場、ハムレット?に出たり、色々な所にお呼ばれしました。

 演劇の楽しさって何ですか?

 ずっと一人でピアノをやって来たので、人と合わせるときのフィルターの無さ、一緒に作る空気が上手くハマった時に面白いと思います。

 密な関係性というか、音楽でいう所のグルーブ感というか。

 そうですね。単純に体を動かす事が楽しいというのもあります。

 今まで出演してきた中で、これは上手くいった、という瞬間は? 成功体験というか。心が動く瞬間を共有出来た、ということは?

 舞台上では…まだ無いですね。終わった後のお客さんとの話の中ではありますが。

 まだ無いんですね。それってピアノのステージでは?

 ありますね。。…演劇でいうと、自分の中では凄く納得出来た、というのは昨年の松本演劇祭に出た時にありました。ただ、音響や映像が入り乱れていたので、お客さんの空気とかはよく分からなくて。もうちょっとなのかな、と最近感じています。自分は納得出来るまでに凄い時間がかかるのかな、とも思います。今回もまだ掴めてないですし。

 納得できたときというのは何をしてそうできたの?

 内容を理解して納得したうえで、いっぱい練習した、というのを最後まで出来た、という事だと思っています。どうしてそこまで行けたのかは覚えていないですけど。それは結局、自信っていう事に繋がっていくんだと思います。

 今回の台本はどうですか?

 最初読んだ感じで、日本の世界での立ち位置みたいなものを凄い伝えられる劇だと思いました。そういう事に、気づかないでいいや、と思って暮らしている人が多い気がして。自分もどちらかというとそっちよりなんですが。そういった人達に対して投げかけることが出来る、知るきっかけになる作品だと思いました。まあ、覚えにくかったですが…

 どうして演劇を続ているの?

 認めてもらいってのはありますね。

 満たされてないの?! わりと満たされているように見えるけど。ピアノもあるし。

 でも、誘われなければ絶対やってなかったと思います。最初は恥ずかしかったし。でも一回公演をやりきったら凄いハードルが下がった気がします。

 それはわかる気がします。

 それでハードルが下がったら、表現するツールの一つになって、色々模索したいな、という欲求が出てきました。

 これから演劇をやっていくとして、なにか理想像ってありますか?

 どんな人になりたいってのは全然分からないですけど。演劇を作りたい、というよりは参加したい、という感じです。プレイヤーというか。常にプレイヤー、役者でいたいです。演出とかはやった事が無いんで、出来るかもわからないし。あと、音楽を舞台に、何か新しい形で取り入れられたらな、といつも思っています。

 割と、最初の一歩というか、スタートの所のハードルがものすごく高い人だな、という印象を持ったんですが。

 そうかもしれない。動き出すのが凄い遅いし。今回も演出してもらったこと、技術的な指示とかに対して、理解とか納得するのにちょっと時間がかかってしまって苦労というかちょっと悩んでいます。自分で気持ちを探ったりするのはちょっと苦手です…。今まではわりとそれ含めて指示をもらってたというか。。

ナツミ あ、でもピアノ(の演奏)もさ、楽譜には「だんだん大きく」って、それだけの指示がただかいてあって、で、その通りにやってみて、で、ちゃんとできると、あとからなんか納得できたりするんじゃない? 

 ああ、なるほど。。

(----しばし悩み相談---)

 ちなみにどんなの(演劇)が好き?

 楽しいのが好きです。訳が分からなくても。昨年まつもと市民芸術館でみた「もっと泣いてよフラッパー」は面白かったです。楽隊とかが一杯いて、ミュージカル調で。3時間なのに全然長く感じませんでした。単純に楽しかったです。

 最後に、僕(去年演劇デビュー)に何か一言、演劇の希望みたいなものを語って下さい。

 演劇やって凄い良かったのは、姿勢が良くなったのと、無駄にちょこちょこ動かなったことです。最初に凄く指摘されて直しました。ちょっと自信が出るというか、堂々と出来るようになります。

 演劇の効能って感じですね。もともと出来てそうなイメージがあったんだけど。姿勢悪いってイメージが無かったです。

 姿勢が良くなると、見え方も違ってくるし。希望というとぱっと出て来ないけど。

 じゃあ、僕を誘い込むようななにかがあれば。笑

 若手の男優人口が極端に少ないので、演劇やっているというだけで引っ張りだこ。モテる気分を味わえます。どこからでもチヤホヤされますし、かわいい女の子が沢山います。

 ちょっとやる気でてきました!

インタビュー 若林優也
編集 若林優也、ナツミ

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