長野市民日記-120
更新日:2015年02月20日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記120 2015年2月20日(金)
最近、引越しをした。
市街地のアパートから山村のアパートへ引越したのだ。
さすが山里、雪深く静寂。四畳半の部屋、コタツでしばしまどろむ。
ハッと気がつきノートに考えを書き込む。
<ニートの思想>一、会社員にはならない。二、スマホはもたない。三、恋愛はしない。四、生涯独身。五、無目的に生きる。六、一生ヒマ人…。
ニート思想を研究しているのだ。
思索にふけっているとPHSがなった。
「ウチの屋根に積っている雪、片付けてくれないかな?」
村人からの仕事依頼だった。
私は「かしこまりです」と答え、作業着を着る。部屋を出ると太陽の光が雪に反射してまぶしかった。胸ポッケからサングラスをとりだし装着。
「いこうかベイビー」歩き始めるのだった。