長野市民日記-160
更新日:2016年03月31日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記160 2016年3月30日(水)
今日、長野駅に行った。
幼なじみのNちゃん(男・二二才)を見送りに行ったのだ。
Nちゃん、仕事の関係で大阪に移り住む。いつ長野に帰ってくるかわからない。
駅のホームに立つNちゃんとボク。
「ほんじゃオレ、行くわ」
「うん、たっしゃでね」
男同士のわかれのあいさつ。ハグはなく涙はなくいたってシンプル。
滅多に会えなくなると思ったので彼の顔をちゃんと見た。想起する二人の日々。
保育園ではよくつかみ合いのケンカ。
小中高ではお互いの家でゲームざんまい。
三年前からは連れ立ってソープ入店。
“友よ。私は愉快だった”
やっぱりちょっと涙が出そうになる。列車に乗り込もうとする彼。ふり返って言った。
「ああ、五月の連休に帰省するからその時ヨロピク」意外とすぐ会えそうでよかった。
西澤尚紘