長野市民日記-162
更新日:2016年04月22日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記162 2016年4月20日(水)
今日、部屋の片付けをした。
部屋の片付けと言っても僕の部屋ではない。兄貴のよしお(三二才)の部屋。
昨夜たのまれたのである。
「オレ、旅芸人になる!だからオレの部屋の片付けを手伝ってくれ!」
え?どゆこと?兄貴はかぎり無くひきこもりに近いフリーターじゃん?村人Aじゃん?
「たのむよ〜!!」兄貴は本気だ。よしおジプシー化計画実行のため彼の部屋に入る。
『週刊少年ジャンプ』の地層があった。八畳の部屋を十年分の『週刊少年ジャンプ』が占領している。
「にひ〜」笑っている兄貴。笑っている場合ではないのである。
五時間かけて『ジャンプ』をヒモでたばね、玄関の前に積み上げた。
キレイになった部屋を見てよしおが言った。
「これでギターの練習ができる!旅芸人になるための!」どこまでも本気なのだった。
西澤尚紘