長野市民日記-173
更新日:2016年08月11日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記173 2016年8月10日(水)
今日、演劇公演に出演した。
役者をやるのは四年ぶり。本日の公演『ブタとニート』(六〇分間)でニートの主人公約を演じたのである。
本番前、演出家のセミ丸さん(男、四五才)がうな重を差し入れてくれた。
「これ食って元気に芝居してくれ!」
モゴモゴ。浜名屋の高級うな重がノドをうまく通っていかない。緊張しているのだ。
そして本番。セリフを言う僕。
「オレが…オレが働いたらこのブタを解放してくれるんですか?」
食肉にされそうになっているブタを助けようとするニート。
「え?八時間労働?こ、この牧場で?ぐっ…つらそう…でもやります!」
“誰かのためなら頑張れる”というメッセージをおびたセミ丸さんの作品。
終了後、セミ丸さんに「ナイス演技!」と言われたのがうれしかった。
西澤尚紘