長野市民日記-176
更新日:2016年09月11日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記176 2016年9月10日(土)
今日、草とりの仕事をした。
近所のばやん(山田さん・八二才)のお宅。その庭で草とりにはげむ便利屋のボク。
かたひざをつき鎌で雑草を刈っていく。
「あ〜早く家でアニメが観たいな〜」
考えることは労働後のアニメ鑑賞である。
「そんでもって缶ビールのもおっと」
酒もである。
長野市指定の大型ゴミ袋に刈った草を詰めていく。すでに四袋がぱんぱん。大量だ。
「あと一時間がんばろっと」
午前九時から正午までの三時間仕事。
“ガサガサゴソッ”目の前の草が揺れ何かがあらわれた。動物?猫?
「アー」キツネだった。子狐だった。
「アー、アー、ウアー」
なぜキツネ?こんな所に?何その鳴き声?
五秒後トコトコ緑の下に入って行った。
「キツネいました!」作業後ばやんに報告。
「ペットなの」ペットなのだった。
西澤尚紘