長野市民日記-187
更新日:2017年01月02日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記187 2016年12月30日(金)
今日、餅つきをした。
ボクが暮らしている施設ではいつもこの時期、餅つきをする。ウスとキネを使って。
ぺったんこ、ぺったんこってする。
施設の娯楽室。職員さんとキネを振り上げているとタロさん(男・五二才リハビリ中)がそばに来た。
「うわ〜!おもちついてる〜!」
タロさんと餅をつく。二人で一緒にキネを持って。職員さんがこねてくれて。
「せいっ!」 “こね” 「やあっ!」 “こね” 「とおっ!」 “こね” 「ふんっ!」 “こね” 「よいしょ!」
気合の声をかけながら餅をつくタロさん。
三〇分後完成。「おもちでけたっ!」
ひたいに汗を浮かべて喜ぶ。
つきあがった餅を施設の神棚にそなえるために丸っこくする。鏡餅を二つ作った。
そして残った餅をおしるこにして昼食。
「おいひ〜!」タロさん喜んで食べた。
西澤尚紘