長野市民日記-189
更新日:2017年01月20日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記189 2017年1月20日(金)
今日、雪かきをした。
便利屋のボク。雪が積もった日は仕事で雪かきをする。
本日、目覚めると積雪三十センチ。契約をしているお寺へ行き雪かき。
「いや〜ホントいつもありがと〜」
本堂前の雪をかいていると住職(男・七〇才)がそばに来て声をかけてくれた。
「今度キャバクラ連れてってあげるね」
貧乏なボクに対して刺激的な発言。
「いえ、仕事させてもらえるだけでありがたいです。気は使わないでください」
マジメな人間をよそおうボク。
便利屋は他人の私的な空間(庭など)で活動する存在。マジメ君だと思われていた方が良いと思う。ゆえにそう答えた。
三時間半かけて雪かき終了。住職が五千円くれた。寺の門を出たところで思った。
「もらったお金でキャバクラいこっと!」
結局そこにお金を使うのであった。
西澤尚紘