長野市民日記 250
更新日:2018年09月30日|書いた人:【連載】長野市民日記
今日田んぼで働いた。
稲刈りである。5せ(程よい広さ)の田んぼにて稲刈り機で稲を刈るボク。稲刈り機を手で押しながら思う。
「夕方までに稲刈りを終わらせるぞ!」
天気予報によると夕方から雨が降るという。刈った稲穂を濡れた土につけると発芽してしまうので夕方前には作業を完了したい。
例年は弟のコウジ(今年25才)と二人で作業しているのに今年は一人作業である。
コウジは今、家で寝込んでいる。昨日5年付き合った彼女にフラれて寝込んでいるのである。
「せいっ!せいっ!せいっ!」
ハゼカケ棒に束ねた稲をかけていくボク。
そしたら携帯電話に電話がかかってきた。
「フラれてつらい。もう死にたい」
コウジからの甘ったれた電話あり。
「死ぬなんてそう簡単に口にするなよ~!」
一言叱って作業を再開した。