週刊 中川よしのの400字 340
■デザイン
ネオンホール内/わいきき制作室/大沢夏海
今日、野外で対話した。
自営業便利屋のボク。この時期は毎日毎日草取りの仕事をしている。つまり毎日野外にいる。しかし遊びでは野外にいなかった。
「公園で対話しよう!」
友人のよーちん(男・36才)からお誘いの電話。「了解」公園に行った。行ったのは原チャリで20分の“昭和の森公園”。広い森林公園。
「歩こうか?」歩きながらの対話を希望するよーちん。二人で森に入る。
「知り合いのAさんがね夕方、屋島橋をウォーキングしてたら・・」
森の中で怪談をする二人。よーちんがタクシーの運転手さんから仕入れてきた怪談を自分の体験口調で語る。全身緑色をしたおじさんとすれちがうという話を披露する。
「この間さ新潟のお寺に鬼のミイラを見に行ったんだけどね」ボクは新潟取材の話。
森の中のオカルト対話なのだった。
今日、爬虫類動物を見た。
自営業便利屋のボク。本日は友人のヨッシー(女・35才)の仕事。木製の家具を蔵の一階から二階まで運び上げるという仕事。
「よいしょっ、よいしょっ」
タンスの引き出しを一旦抜き軽くした本体を抱きかかえて運ぶ。「よいしょっと」
指定された位置におろす。すぐに一階へ戻り抜き出した5段の引き出しも運ぶ。引き出しを本体に入れて完成。
「よし!今度は机だ!」
タタミの上に置くタイプの足の短い机を運ぶ。幅が広いので床や壁に当たらないように気をつける。
「よいしょっ、よいしょっ、え!?」
白い長いものがシュッと通って行った。
「白ヘビね」ヨッシーが言った。
ヨッシー家の蔵に代々住み着いている白ヘビ。ヨッシー家は代々金持ち。白ヘビのおかげかも。
今日、電気屋さんの仕事をした。
自営業便利屋のボク。友人のOさん(男・52才)の手伝いをした。Oさんは町の電気屋さん。本日は、とある事務所のエアコン室外機の取り付けを手伝った。
「あの高さまでどうやって室外機を?」
「よし、滑車で上げよう!」
オフィスビル二階のハシゴでしか行けない外側の位置。そこに重い室外機を取り付けるにあたって滑車を使うことに。
ビルの屋上部分に滑車を準備しロープをたらし室外機にくくるOさん。さすがプロ。
「よ~し、ロープ引っ張って~」
「はーい」
ボクがロープを引っ張るとズズーっと室外機が上がっていく。素晴らしき物理法則。
所定の位置上げられた室外機。Oさんによって速やかに設置された。
「はい。バイト代」
二時間作業して三千円もらった。
今日、草取りの仕事をした。
自営業便利屋のボク。今日も草取りの仕事をした。隣の家のOさん(女性・推定才)の庭。依頼があったのである。
「ちょっと今日は暑いな~」
愛用の鎌で草をザクザクする。首に巻いたタオルをひっぱり額の汗をふく。
「ちょっと音でも聴くかな~」
ポケットからスマホ取り出し、本の朗読アプリをクリック。貴志祐介『黒い家』(サイコホラー)を聴く。
「あ~これこれ~」
保険金殺人を行うサイコパス女の話を聴きながらご機嫌になる。
鎌でなくとも対処できる草を手で抜く。
「あ」とある雑草を発見。綺麗に抜く。
「スベリヒユ、ゲット~」
食べられる雑草なのだった。
一時間後に作業終了。家に帰るとスベリヒユを調理。おひたしにして食べた。
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