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ネバメン君の「穴堀りインタビュー」web版 第1回ゲスト◎タテタカコさん前編

更新日:2012年05月01日|書いた人:ネバメン君の「穴堀りインタビュー」

突然ですが、ネオントーク(ネオンのスケジュールフリーペーパー)
で連載中の対談コーナー“ネバメン君の「穴堀りインタビュー」”
紙面には載せきれないエピソードが毎回たくさんあるので
web版(=完全版)をはじめることにしました。

不慣れなこともありますが勉強しながら続けていこうと思います。

完全版の第一回ゲストは、タテタカコさんです。
4月15日のゴトウイズミさん企画
「メルヘン(カタコト)喫茶・長野店でのお話」の後にお話しました。
何か近づきがたい人だ、と思っていたネバメンは
とても緊張していました。が…。

ね:ネバメン君 タ:タテタカコさん

ね:突然ですけど、タテさんの職業ってなんですか?

タ:なんなんでしょうね。
  「シンガーソングライター」と言ってもらってるんですけど。

ね:音楽をしてるから生きてる?

タ:言葉にするとどうなんだろう。
  音楽させてもらって、
  聞いてもらって、
  食べさせて貰ってる。

  で、また来たいとか、ここに来てよかったとか、
  そこで前向きな物ももらってて…

ね:うんうん。

タ:もちろん、音楽をやっていると、自分の中で
  見ざるを得ない部分もあるんだけど
  例えば、
  自分の立ち位置とか考え方とか嫌な部分とか
  みえてくるんです。
  でもそれを目の当たりにしても
  それを受け入れざるを得ない状況にさせてくれるってことも
  前向きな事なんじゃないかなと思う。

ね:受け入れざるをえない状況っていうのは?

タ:素のままでステージにたてればいいんだけど
  紆余曲折が一杯あって。
  本来自分はそこにあるんだけど、
  自分探しっちゅうか…。

  でも、ライブではそういう紆余曲折が
  無かったことにされないのがいいと思ってる。

ね:ステージと生活が陸続きということ?

タ:そう。
  どんどん新しいところでライブやらしてもらうんだけど
  いままでの積み重なっていく埃みたいなもは
  見ざるを得なくて。
  自信がなくなって、結果的に落ち込んだ時でも
  “今日ここ”で歌えたことが
  生きていけることにつながってる気がする。

ね:音楽に対する姿勢は変わった?

タ:姿勢は変わってないと感じてる、
  相変わらず立っている場所は一緒。
  ただ、普段のライブじゃない…
  普段のライブって何なんだろうってのはあるけど、
  自分のやっているライブと違う形態でやると、
  特にネオンホールはそうなんだけど
  スーパーネオンに来ると「馬」とかやってるでしょ、

ね:はい。

タ:今日もそうだけど、毎回壊されるよね。

ね:壊される?

タ:日常では自分の周りに柔らかい膜をはって、
  最後は硬い殻になってしまうんですよ。
  そういう殻、
  自分がこうあるべきだと思っていたことも壊されるし。

  たぶん前だったら自分の思ったことをこんなに喋らなかったし、
  そうやってぶち破られる感じのの繰り返しで
  こうやって喋りたいなってなってくるんです。

  そういう意味では、変えてもらってるのかもしれない。
  意図的に変わっていこうというんじゃなくて、
  出会いが重なってこうやっていまおるのかな。


- - - - - - - - - - - - - (第一回 前編おわり。後編につづく。)

後半はまた明日。

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