ネバメン君の「穴堀りインタビュー」web版 第1回ゲスト◎タテタカコさん前編
突然ですが、ネオントーク(ネオンのスケジュールフリーペーパー)
で連載中の対談コーナー“ネバメン君の「穴堀りインタビュー」”
紙面には載せきれないエピソードが毎回たくさんあるので
web版(=完全版)をはじめることにしました。
不慣れなこともありますが勉強しながら続けていこうと思います。
完全版の第一回ゲストは、タテタカコさんです。
4月15日のゴトウイズミさん企画
「メルヘン(カタコト)喫茶・長野店でのお話」の後にお話しました。
何か近づきがたい人だ、と思っていたネバメンは
とても緊張していました。が…。
ね:ネバメン君 タ:タテタカコさん
ね:突然ですけど、タテさんの職業ってなんですか?
タ:なんなんでしょうね。
「シンガーソングライター」と言ってもらってるんですけど。
ね:音楽をしてるから生きてる?
タ:言葉にするとどうなんだろう。
音楽させてもらって、
聞いてもらって、
食べさせて貰ってる。
で、また来たいとか、ここに来てよかったとか、
そこで前向きな物ももらってて…
ね:うんうん。
タ:もちろん、音楽をやっていると、自分の中で
見ざるを得ない部分もあるんだけど
例えば、
自分の立ち位置とか考え方とか嫌な部分とか
みえてくるんです。
でもそれを目の当たりにしても
それを受け入れざるを得ない状況にさせてくれるってことも
前向きな事なんじゃないかなと思う。
ね:受け入れざるをえない状況っていうのは?
タ:素のままでステージにたてればいいんだけど
紆余曲折が一杯あって。
本来自分はそこにあるんだけど、
自分探しっちゅうか…。
でも、ライブではそういう紆余曲折が
無かったことにされないのがいいと思ってる。
ね:ステージと生活が陸続きということ?
タ:そう。
どんどん新しいところでライブやらしてもらうんだけど
いままでの積み重なっていく埃みたいなもは
見ざるを得なくて。
自信がなくなって、結果的に落ち込んだ時でも
“今日ここ”で歌えたことが
生きていけることにつながってる気がする。
ね:音楽に対する姿勢は変わった?
タ:姿勢は変わってないと感じてる、
相変わらず立っている場所は一緒。
ただ、普段のライブじゃない…
普段のライブって何なんだろうってのはあるけど、
自分のやっているライブと違う形態でやると、
特にネオンホールはそうなんだけど
スーパーネオンに来ると「馬」とかやってるでしょ、
ね:はい。
タ:今日もそうだけど、毎回壊されるよね。
ね:壊される?
タ:日常では自分の周りに柔らかい膜をはって、
最後は硬い殻になってしまうんですよ。
そういう殻、
自分がこうあるべきだと思っていたことも壊されるし。
たぶん前だったら自分の思ったことをこんなに喋らなかったし、
そうやってぶち破られる感じのの繰り返しで
こうやって喋りたいなってなってくるんです。
そういう意味では、変えてもらってるのかもしれない。
意図的に変わっていこうというんじゃなくて、
出会いが重なってこうやっていまおるのかな。
- - - - - - - - - - - - - (第一回 前編おわり。後編につづく。)
後半はまた明日。