長野市民日記-065
更新日:2013年08月10日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記65 2013年8月10日(土)
今日、海へ行った。
高校時代の友人達と四人で新潟の海へ行った。
砂浜で肉やカニを焼いて食べ、ビールを飲んだ。不思議なことに皆、楽しそうな顔をしているのだけどあまり喋くらない。いつもは仕事の話、恋愛の話、マンガの話などをさんざんしているのにバーベキュー中「この肉うめー」とかしか言わないのである。
親しい者達と上半身裸で、水平線を眺めながら好きな物を飲み喰いするという行為が言葉をかいした意思のそ通がもたらす楽しさを通り越し、文明以前の原始的な幸福感をあたえてくれているようだった。
食事の後は海に入り、ひたすら波に体を運ばれる感覚を味わった。そして波うち際ですもうをとったりした。
帰りの電車の中では皆、遊び疲れウトウトしているかねむっていた。友人達の寝顔を見ながら「来年もまた海へ行こうぜ」と思った。