井出マサヒコのイベントレポートブログ『安曇野からネオンを込めて④』
松川村にお住まいの井出マサヒコさんによる、イベントレポート第4弾。
新企画「エレキマンの交流ギター教室」の初回について書いてくれました。
以下に掲載します。
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2014/6/15(日)
「エレキマンの直流ギター教室」初回
以前と言っても数年前くらいになるのか、「‥いつか弾くギターを、妻はガラクタと言う‥」なんて言ってたCMと同じ状態で、二十代に購入したアコースティックギターを部屋の片隅に放置していました。
歌うことは、カラオケで満足し、奏でることは、永遠の憧れだった自分ですが、ここ数年弾き語りライブ等、足を運ぶようになり、二十代の頃よりも自分でも弾き語りをしてみたいという気持ちが芽生えてきました。
そんな思いの中、エレキマンこと、ネオンホールスタッフの春日さんが企画するギター教室が開催されると知り、これは是非とも参加して、弾き語りのきっかけになればとの思いで参加予約を申し込みしました。
実は数回、オープンマイク「名なしの0」で、弾き語りに挑戦したのですが、かろうじて分かるコードを使い、無理やりペコペコさせながら(全然弦を押さえきれてない状態)、グテグテの弾き語りを披露してました...。購入してある個人レッスンの本も三日坊主、地元でもなかなか教わるきっかけを作らなかったので、そんな自分にはもってこいの企画です。
ギター教室の初日、早めに開場した際、「CD流してるなぁ」と思いながら二階に行くと、春日さんとゲスト講師の山口さんがセッションしていてビックリ。以前に山口さんには、バンド「前川エクスプロージョン」でキレのある人間離れしたギタープレイを鑑賞し魅了されたのですが、春日さんのギタープレイを体感するのは初めて。深みのあるブルース調の音を奏でる普段とは違う春日さんの姿にただ呆然と聴き入りました。でもすぐに自分の気配に気づいてもらい演奏はストップ、もうちょっと隠れて聴いてれば良かった。
今回のギター教室参加者は自分も含めて五名、色々とネオンホールでお会いする面々と大学でバンドを掛け持ちされてる学生さんとが集まり、教室が始まりました。久しぶりに自己紹介をしたりして、なんだか新鮮です。そしてまずは基本の音楽理論の説明、こんなにもドレミを真剣に習ったのは初めてでした。恥ずかしながら知らなかった事がいっぱい、でも春日さんがホワイトボードを使いながら丁寧に教えてくれます。それだけであっという間に前半終了。まだまだ理解できてませんが、音楽理論の大切さを知りました。いつの間にかUstreamの配信もされてましたが気づかないほど講座に集中できました。
後半は、自分がずーっと気になっていた「このキーでいきましょう」みたいな会話で曲を作っていくやり取りの事に入りながら、実際にギターを使っていきます。何より、参加者がスリーコード(も分かってなかった..)を使いリズムを刻み、そこに春日さんや山口さんがメロディーを奏でてくれる時が、自分がうまくなったと勘違いするほどの体験になりました。
講習終了後もしばらく個々でやり取りができましたが、自分は用事がありそのまま帰宅しました。
フライヤーに掲載されていた「ギターをもっと好きになるをモットーに楽しみながらギターに触れていきましょう。」を丸ごと体感できたギター教室でした。自分のようなギター購入してから17年目のベテラン初心者から、中級者はもちろん、上級者もセッションなどで楽しめる場所ではないかなという印象です。上級者レベルの学生さんも熱心に自分には分からないレベルの事を習ってました。
家で自主練をし「やっぱりギターは難しい!」と痛感しながら、春日さんや山口さんを始め、ギタリストのストイックさを感じております。今回、都合上、初日のみの参加でしたが、今後とも続けて欲しい企画であります。