長野市民日記-102
更新日:2014年08月21日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記102 2014年8月20日(水)
今日、遺跡発掘をした。
お盆が過ぎてもまだまだ暑い長野市。本当は冷房がきいた部屋で『攻殻機動隊』のアニメDVDが観たいが、お金を得るため発掘のバイトをする。
遺跡内、ガッガッと手もちスコップで土を掘る。土の中、土器の破片がかなり混じっている。大きめの破片がでてきたので、横で同じく作業している彼女のチコに質問する。
“この破片って何時代のモノかな?”
チコは目を細めて言う。
“青黒色で陶器的、ゆう薬が少々、弥生時代よりも上の層位、つまり須恵器…古墳時代ネ”考古系レキジョなのであった。
ガッガッガッと土を掘り続ける。正直、暑い、あきた、手がいたい。
私はチコに言った。“暑すぎるから、もうバイトさぼって海とか行こうよ〜”
“却下”彼女は即答。
ちゃんと夕方まで作業したのだった。