「ハムレット?」リレーインタビュー⑦ -仲田恭子さん-
来年1月のネオンホールプロデュース公演で演出をするのは、「アートひかり」主宰の仲田さんです。
“演出”をテーマにお話をうかがいました。
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哲:仲田さん、いきなりですが、演劇の演出に興味をもったり、やり始めたきっかけについて教えてもらえますか?
仲:高校の時に演劇部で、作・演出を行ったのが、きっかけですかね。
役者志望で演劇をはじめたけど、声が小さくて、それがコンプレックスで、それでもなんとかならないかと声以外の色んなアイデアを遂行しているうちに、逆転の発想=演出的目線が身に付いていったような、そんな流れな気がします。
哲:逆転の発想が、仲田さんにとって一つの演出の着想なんですね。
なんか、演劇って役者論とか役者ありきみたいなところからはじまる雰囲気ありますよね。
自分は最近やっと、「演劇が作品になるためには、演出が大事」っていうことを体験し始めた感じなんですが、仲田さんにとって演出ってどういう作業ですか?
仲:そうですね~~自分における演出の作業としては、物事をフェアにしていく作業、かな、と思います。偏らせないというか。です。
哲:偏らせない、なるほど。。
仲田さんの作品を観ていると少し意外な言葉に感じますね。
それは具体的にはなにをどうしていく事なんでしょう?
仲:単純なことで言えば、衣装でも演技でも、美術でもなんでも、これは恥ずかしいな、とか、狭いな、ということをなくしていくことです。
作品を観てほしい観客が、老若男女だったり、日本各地だったり、世界各国の人々なので、そこに納得してもらえる、通用する強度のあるものを目指しています。恥ずかしいとか狭いの基準はそこで決めています。
哲:地域や世代がちがうと文化的な価値観って変わりますね!
そういう価値観の違いに絶えるものっていうのは、「普遍性」ということなんでしょうか?
仲:そうですね、人間にとっての普遍性ってことだと思います。
哲:腑に落ちます。
もし仲田さんが、シェイクスピアを演出するとしたら、どんな感じになるんでしょうね。
とても興味があります!
仲田さんが思う、ハムレットや、シェイクスピアの面白さって何ですか?
仲:昔はそういうもんかあ、と思ってましたが、広く上演されている中で、色んな人の独特な解釈や手法や熱意がそれぞれだったりするのを観るうちに、そのことが面白いなと思うようになりました。
きっと、ハムレットに限らず、シェイクスピア作品が、現在も色んな形で上演され続けている理由や魅力が、何かあるからだと思いますが、不勉強で、まだその面白さを語れるに至らずで。
シェイクスピア作品は、貴族達にとっての、ゴシップ紙だったり、昼メロみたいなもんだったんじゃないかなと個人的には思ってるんですが、とにかく有名なのはすごいと思います。
高校時代に演劇部をはじめた頃、何の部活に入ったのか聞かれ、「演劇部に入った」と告げると、身内親戚誰でももれなく「ああ、ロミオとジュリエットの。」と言いました。
静岡の片田舎だったんですが、みーーんなそれしか知らないくらいにシェイクスピアは知っていて、ものすごく「象徴」。演劇界で同じように浸透しているギリシア悲劇や聖書に比べても、感情的で、劇的で、とっつきやすいんですかね。
今回のハムレット?の試みも、自由度が高そうでどうなるのかとてもミステリアスです。きっと刺激的な作品なんだろうなと妄想します。
哲:「象徴」!
そうですね!とてもしっくり来ます。
自由度、高いと思います。
自分は演劇未経験の人が、舞台の上で素直な感じで、というかこう観てて恥ずかしくなく
いきいきしていると、とても嬉しいです。
いい作品になるよう、残りわずかですが、頑張ります!
仲田さんには、また9月の「ちんどんワークショップ」、来年1月のネオンのプロデュース公演とお世話になります、いまからとっても楽しみです!
どうぞよろしくお願いします!
仲:こちらこそ、がんばります!
ありがとうございました。
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ネオンホールプロデュース 演劇公演2014 vol.2
「ハムレット?」
原作:シェイクスピア
翻案/構成/演出:西村和宏
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25歳以下の長野の若者と香川県四国学院大学の演劇コースの学生16人が
真夏のネオンホールで古典の代名詞「ハムレット」に挑みます。
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