「ハムレット?」終了しました
ネオンホールが土禁になった2日間。
ネオンホールプロデュース演劇公演「ハムレット?」を開催し
そして終了しました。(土禁も解除されました。)
この企画の始まりについては話せば長くなるので省略します。
とにかくいろいろな経緯と決断を経て
今回のプロデュース公演では四国で活動している西村和宏さんと
出演者を25歳以下にしぼって、「ハムレット」を作ろうということになりました。
結果、(当然だけど)本当にこのメンバーでしかできない作品が出来ました。
年齢のことを言っているのでなくて、
演出家、出演者、スタッフがそれぞれの挑戦をまっすぐに認め合いながら
真摯に取りくんだ結果、「ハムレット?」という作品がうまれたってことです。
そう、やりたいことはあるけど正解がわからないものに「挑戦」して「うみだす」感じ。
あんまり演劇のことを知らないなりに西村さんをみていてそういう風に感じたのは、今回がはじめてで(あ、柔らかいモザイクの街でも感じたかも)それをネオンホールでできたことが、うれしかったです。
稽古自体は10日間でしたが、日々演劇を勉強している四国の学生は長野に来る前に第1部(今回の作品は2部構成でした)を既に完成させていたし、長野の若者たちは稽古期間が始まる前にセリフをおぼえ、毎日10時間くらい稽古しながら、技術以上にものすごいスピードで舞台に上がる覚悟を決めていったように見えました。そこへタイミングよく導いていく演出家ってすごいなーとかおもったり。
挑戦の結果何があったかは、
演じた人、作った人、応援してくれた人、覚悟をもって立ち会った人、たまたま見てくれた人、若者、先輩、男、女、悩みがある人、幸せな人、自分のことが好きな人、マイノリティだと思っている人、立ち止まっている人、逃げ道を探している人、前を向こうとしている人、若者とは無関係だと思う人、答えを知っていると思っている人…
それぞれに解釈してもらえたらいいなと思います。
正解なんてないとわたしは思っているので、
解釈とかたくさんあったらおもしろいなーとおもいます。
私自身は、この作品を作ることをとおして
ちょっとうまくいえないし、誤解を恐れずにかくと
自分を肯定するということは、こういう風に他人を肯定できるってことなんだ!
(って、よく耳にするけど、実際にその瞬間を目の当たりにして)
と、他人の姿から身を以て知れたことがとてもうれしかったです。
逆もあることも同時に痛感。
カオスの中から突然やってきた今更な実体験にちょっとびっくりしました。
朝がきて、嫌でも明日につながって
終わってしまった今日が毎日あるように
過去の10日間でもあるし、未来の10日間でもあるような気がします。
最後まで挑戦を続けられたことがによりうれしかったです。
ありがとうございました。
ネオンプロデュース公演はvol.5まで決まっています。
そしてプロデュース公演ではないですが来月は劇団唐ゼミ☆が権堂商店街にやってきます。
その公演中はネオンホールの営業をお休みして唐ゼミ☆とともに公演を制作します。
どうぞよろしくおねがいします。
…ネオンホール夏はまだまだ終わらない!のです。
ナツミ