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「ヤルタ会談」アフタートーク文字おこし その2 2015/1/18(日)

更新日:2015年01月24日|書いた人:プロデュース公演2015「ヤルタ会談」

ネオンホールプロデュース演劇公演vol.3「ヤルタ会談」
アフタートーク( 2015/1/18 夜)の内容をご紹介しますー。
全約30分。長いので2つに分けました。その1からお読みください。
(このページはその2です。)

その1 ・その2

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増澤 今回2本つくったということでAチーム、Bチームそれぞれの、ま、一つは赤ちゃんだったですよね、その演出の意図を話せる範囲であればお聞きしたいなと。



(Aチーム稽古写真)


(Bチーム稽古写真)


仲田 Bチームの方は、私としては過激というか皮肉ってるつもりなんですけど、もう「お前ら赤ちゃんだよ!」位の感じでやりましたね。でも、よくとればその頃は赤ちゃんだったけどそれが成長していくこともありえるのかもね、みたいな、ちょっと希望みたいなものが感じられてもいいのかもという感じでつくりました。Aについては、違和感みたいなのを出したかったので、旧日本兵みたいなことでやろうと思ったけど、それはあまりにも自分には難しそうだったので、今戦争になりそうとか色々いわれていますけど、もしかしたら現実的に徴兵みたいなことはありえるなと、思ったりして。過去の人たちがヤルタ会談をしている、じゃなくて、鈴木君に赤紙が来ちゃって、壮行会で発表するお芝居の練習をしているみたいな感じでつくろうと思って。だからちょっと近未来のつもりでやってみました。






増澤 いまちょっと出ましたけど、戦争とか、まあ、戦争だけじゃないと思うんですけど、戦争みたいなことって、こうしたらなくせるんじゃないかってことって何か思いつきますか? 月原くん。


月原 わ、こっちきた。あーーーーそうね、とりあえず、文明をあきらめればいいんじゃないですか?便利さをあきらめれば、あのー、物々交換ですよ。利益とか便利さを追い求めずにあきらめれば、戦争なくなるんじゃないかって、若造はおもいましたよ。


増澤 月原くんって、便利そうなもの持ってるじゃないですか?


月原 iPadですね


増澤 あー、そういうのを明日からやめない?みたいなことですか?どうですか?やめられますか?


月原 …………。そうですね、そういうとこですよね。そだからそこをぼくはやめれないんですけど、


増澤 みんなはやめろと!!


月原 笑。独裁者でちゅからね(スターリン役)、いやいや、あのー、そういうとこをうまーくできれば…。理想論です。以上です。


増澤 仲田さんは何かありますか?


仲田 みんな木曽に住めばいい!寒いとこで苦労して暮らしたらいい加減わかる気がする。


増澤 ああ、なんか自然の


仲田 そう、厳しさとかにもまれちゃってた方が、いいんじゃないかなって思います。


月原 たまみさんは…どうおもいますか


増澤 私? まあ、人間である以上しょうがないのかなみたいな。


仲田 ん?!
月原 え?!


増澤 だから争いみたいなこと自体がなくするのは、人間っていう種族的にもう難しいのかなと思っていて、あの、だから完全にはなくなんないんだろうなー、やだけど。っていう所でそれでも、あ、でも、結構、劇っていうのはいいのかなってのもあって、直接的に「戦争反対」っていうとか、実際『ヤルタ会談』を批判としてやるとかじゃなくっても、集団で創作するので、チームの中に気に入らない奴とか、いやなタイミングとか、色んなことが起こるときに、それをどうにかしてなんとか乗り切る、とりあえず公演までは、とか、なんかそんなようなことが割と人生みたいなことに等しいのかなって、嫌いな奴だけど殺さなくてもいいだろうっていうか、あ、やっつん(月原くん)の事じゃなくてね。


月原 う、うん、いまこっちみられたなーって思った。笑


増澤 そ、ま、なんとか粘って、どっか折り合える場所もあるだろうし、どっか何か共通点もあるだろうみたいな所でやってく体験だと思うんです。締め切りがあるのでその、公演っていう、そこまでならやれる、みたいな、その、「そこまでならやれる」っていうことを死ぬまで続けてればいいのかなー、みたいな事は思いますね。

…じゃあ、あとは、"今後の活動予定”っていうのが(カンペに)書いてあるんですけど…


月原 ぼくは2月のもんぜんまち劇場でtheeの公演に出演します。ぼくと、ムラタさんと、鈴木君と。


増澤 じゃあ、もし今日、月原くんたちになんらかの愛着がわいた人いたら観に行ってみてください。笑。


月原 ちょっと、毒があるような…


増澤 笑。そうかな。仲田さんはどうですか?


仲田 私は、2月中に脚本一個書かなきゃいけないやつがあって、それをなんとかしなきゃいけないなというかんじ


増澤 その脚本はどこで?


仲田 静岡のたぶん藤枝市という所なんですけど、家康の400年祭とかで静岡県が盛り上がってて、そこで脚本と演出をやらせてもらいます。


増澤 それは市民劇みたいなことですか?


仲田 うーん、公共演劇っていうんですかね、市から依頼されて地域を演劇を使ってアピールするっていう企画で、市民の方はエキストラでちょっとあるかもしれないですけど、でも、つくって持って行く系です。
あと、ジャパンフェスっていうのがベルリンであるんですけど、合気道とか生け花、おにぎり、大きな建物で、もう何でもあるんですよ、和太鼓とかお寿司とかお茶、指圧とか、そのなかで今一緒にやらせてもらってる女優さんが、歌舞
伎プレイをやるんです。その演出を手がけています。


増澤 私に関しては、もんぜんまち劇場をプロデュースしていますけど、ネオンはこのプロデュースシリーズをしばらくは年に2回やって行こうと思っていまして、次は7月にネオンホールの大沢夏海ちゃんが演出でやりたいなと考えています。それから、柴幸男君の演出で、オーディション、公募してやるってことが今決まっています。


じゃあ、会場から質問ありますか?


お客さん さっきの演出のはなしで、「重心が高い」っていうのは肉体的な意味なのか、精神的な意味なのか、どっちなんですか?


仲田 えっと、身体に対する意識みたいなものですかね。どういったらいいんだろう。前の月原くんの芝居みたいな感じ。笑。上にどんどん出て行くみたいな感じですかね。


お客さん 対面している人がいるのに上に行っちゃうってことですか?


仲田 あーそうですね。月原くん、どうですか?


月原 なんか聞くときとか、はなししているときに顕著なんですけど、普通に話しているとこういう状態なんですけど、でもお芝居してるときにぼくよくこうやって(上目遣い)聞くんですよ。背が高いっていうのもあるんですけど。セリフを言うときに「オーバースローで投げてるから、アンダースローで投げて」っていわれたときに一番しっくり来ました。感覚的に。


お客さん 受け取りやすいってこと?


仲田 受け取りやすいとか受け取りにくいとかは、あまり関係なくて、どう、そこにいるかみたいな。存在がうわずっている?


増澤 ふわふわしているというか。劇のために劇をやる、みたいな。かんじなのかな。


お客さん なんとなくわかりました。ありがとうございます。


増澤 他にありますか?


お客さん2 この作品をどこかに持って行ったりしないんですか?


増澤 あぁ。
仲田 あーそうだ、私終わったら営業します。


増澤 実は今回、作品をよそに持って行きたいというのがあったんです。そういうチャレンジの意識でやりたいなっていう気持ちもあって、まあABつくった中でどっちかだけでも。できがいい方だけでも持って行ければ、それで巡業やれればいいなということで、候補としては仲田さんの静岡っていうのと、松本でできればいいかなっていうのは考えています。


はい、じゃあ、この辺で終わらせていただきたいと思います。
長い時間ありがとうございました。


月原、仲田 ありがとうございました。



(玄関から舞台まで、美術は、なかやま☆はるかさん)


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