長野市民日記-170
更新日:2016年07月11日|書いた人:【連載】長野市民日記
長野市民日記170 2016年7月10日(日)
最近、恋をした。
恋心。それは感情。そんな感情を僕はある女性に対してもってしまった。
生徒会長の高梨ユリさんを好きになってしまったのである。
“ユリちゃん、君は罪なヒトだ”
生徒会室の窓辺でタメ息をつく書記の僕。
「もう恋などしないと決めていたのに…なぜ君はそんなにも魅力的なんだ…」
掃除用具入れロッカーをはたきながら言う。
中学三年の時、バレー部のまなみちゃんにコクってフラれ恋をあきらめていた。
「ユリちゃんのバカヤロー!」
つい窓を開けてどなる。
「誰がバカなのよ?」背後から言われた。
彼女が立っていた。制服を血でよごして。
「ど、どうしたの!?血ィついてるよ!?」
「空手部のバカな三年が、同じ部の一年生をイジメてたから鉄拳制裁してきたの」
ほほえむユリちゃん。魅力的なのである。
西澤尚紘