長野市民日記 271
更新日:2019年05月23日|書いた人:【連載】長野市民日記
今日、小布施へ行った。
小布施には葛飾北斎の作品を展示する“北斎館”がある。そこの第二展示室で作品を鑑賞するボク。
「やっぱ北斎の描く富士山は良いよな~」
素直な感想をつぶやく。
しかし今日は美術鑑賞に来たわけではない。
「お待たせ~」
一人のゲイが来た。友人のマッキー(36才)だった。マッキーは全身ラバーで固めている。
「ほんじゃあ、一丁占ってみましょ~」
彼は占い師。タロット占い師。今日は彼に占ってもらうために来たのである。
北斎館の前にあるカフェに入る。
「恋愛について占ってくれ!」
「いいよ~。ではカードを一枚引いて」
運命の人に出会う時期を占ってもらう。
一枚のカードをひいた。「あ、死神」
死神のカードは「ゼロ」を意味した。