「鯛車展」
更新日:2012.11.05 [ 終了した展覧会のお知らせ ]
「鯛車展」
10月31日(水)~11月5日(月)
「鯛車」とは新潟県新潟市巻地区(旧巻町)に、江戸時代から伝わる郷土玩具で、鯛の形をした行灯のようなものです。
竹で骨格を形づくり、和紙を貼り、色付けをして完成しますが、尾びれが立ったとても可愛らしい魚のかたちをしています。
巻ではお盆のお墓参りの際に夜ゆかたを着た子どもたちが鯛車に灯りを入れ、お墓までゴロゴロと引っ張りました。
しかし、昭和初期からその風習が衰退していき、15年ほど前に鯛車を製作していた最後の職人さんが亡くなると姿を消してしまいました。
子供の頃引っ張った思い出がある巻在住の野口さんが鯛車を復活させたいと大学生だった2005年から<鯛車復活プロジェクト>を始め、
ご自身で作ったり、製作ワークショップの鯛車教室を開催して、作り手を育ててきました。
その活動は多くのまちの方の心を動かし、ワークショップは大盛況、現在のお盆はあちこちで子供たちがひっぱる鯛車の灯りが見られるようになったそうです。
2011年ティファニー財団賞も受賞されました。
鯛車復活プロジェクトの公式HP
http://www.taiguruma.com/
鯛車復活プロジェクト公式ブログ
http://taiguruma.blogspot.jp/
鯛車復活プロジェクトさんからお借りした鯛車が善光寺門前にやってきます。
合わせて巻町のまちあるき地図等も展示致します。今回鯛車の販売は致しませんが、鯛車をつくるワークショップを後日開催の予定です。