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演劇実験室カフェシアター「犬神」

更新日:2013年10月29日|書いた人:小川哲郎

昨年のネオン20周年記念公演「邪宗門」の演出を務めてくれた、中沢清さん率いるカフェシアターの公演、終了しました。

今回の演目は、寺山修司作の「犬神」。60年代に書かれた寺山さんの初期の作品です。主人公と母親、花嫁や黒子が出て来たり、結構邪宗門に通じるものを感じる物語でした。主な登場人物はみんな仮面(羽布さん作)をかぶっていて、それがとても効果的に役者を登場人物として存在させているのが面白かったです。自分は照明として関わりました。反省も多いんですが、今回も中沢さんの大きな懐を借りて、いろいろ勉強させてもらいました。

事前には「今回はね、寺山さんの台本を使わせてもらって実験をいろいろしようかな、って思ってます」みたいな事を中沢さんは話していたんですが、お芝居はかなり台本に忠実な印象を受けました。難解で情報も多い訳ではない台本を読み解いて、立体化する中沢さんのイメージの豊かさが素晴らしくてとても魅力的だと、改めて思いました。

今回出演した役者の中には邪宗門がきっかけで中沢さんや寺山台本に出会ったのかな、と思う人もいたりして、少し嬉しかったです。

土曜はなんと、天井桟敷で活躍し万有引力の立ち上げメンバーの一人でもある俳優・演出家の根本豊さんが観に来られてました!打ち上げの席では昔の中沢さんの話など、コアなお話がいろいろきけました。

公演期間中、ネオンに泊まっていた井戸川紅烏さんと芝居の話や他にもいろいろな話が出来たのも、面白かったです。井戸川さんは、当日(土日)役者の写真入りの新聞を発行したり、記録ビデオを撮影したりする(時には出演もします)カフェシアターの公演の時以外はなかなか会えない人物です。時々ネオンに奇抜なアイデアの写真ハガキを送ってくれます。

また、次回の公演が楽しみです。それまでにいろいろ勉強したいなぁ。

ながの祇園祭御祭礼屋台巡行 権堂町のお獅子合体型屋台に参加したぞ

更新日:2013年07月14日|書いた人:小川哲郎大沢夏海

 今日は朝からながの祇園祭・ご祭礼、権堂町の屋台獅子巡行に参加してきました!
(去年は寝坊して…少ししか参加できなかったんですが、今年は朝から参加して、朝一の集合写真に間に合いました。)

 このお祭りは古くから行われていて、一時は日本三大祇園祭の一つだったそうです。それから時代とともにしばらく行われない期間があったんですが、去年から復活しました。市内の五つの町から立派な屋台が出て、市街地の大通りを練り歩きます。
 というような事もあまりよく分かっていないまま、作法もよく分からないままに参加したんですが、町の顔なじみの方たちが、いろいろ教えてくれました。町の人達の普段と違った緊張感というか真剣さが新鮮でした。
 お囃子演奏や、屋台を押したり、獅子を振ったり、それぞれいろんな役割りがあります。大多数の人は、獅子と屋台の間の「ホロ」と呼ばれる大幕の中で、ホロを手で押し上げつつ、交代で獅子を振ります。獅子の顔を下に向けて、足を上げながら左右に大きく踊り歩くのを、10秒程度でどんどん交代していきます。自分も少しだけ獅子の頭を振らせてもらいました。10回か20回やっただけなんですが、全身が痛いです。

 8時ころ秋葉神社を出発して、駅前の方までおりていき、途中上千歳町や末広町など様々な町で、獅子の頭をダイナミックに降り、厄よけをします。これがスゴイ。拍子木の合図が鳴ってお囃子の調子が変わると、特に町の中でも体格のいい数人の青年達が、30キロほどあるといわれる獅子の頭をバクバク動かしては、全力疾走してまたバクバクと。獅子の頭だけでなく、ホロも、そのなかの人たちごと引っ張って全力疾走します。その後何事も無かったかの様に、屋台の上の踊り子さんがかわいい舞踊を披露します。

 9時頃新田町もんぜんぷらざの前で各町の屋台が互いに拍手を送りながら集結し、神事が行われました。それから中央通をのぼって、だんだん善光寺に近づいていくんですが、仲見世を過ぎて駒返り橋を渡ったところで、獅子連の緊張感が一気に高まります。それまでは獅子の頭を振る人は足を元気に上げていたのですが、すり足に代わって、ゆっくりゆっくり山門に近づいていきます。ここからが権堂の人たちにとっての今日のメインイベントで、山門前に屋台が到着し、拍子木の合図が鳴ると、これまで以上に軽快でかっこいいお囃子に調子が変わり、獅子頭が山門前の階段を駆け上がって、お上人さんや市長の目と鼻の先で獅子を振りまくります!!そしてほかの場所よりもよりその時間が長い!何度も何度も階段を駆け上がっては駆け下り大きな口をバクバクさせます。そのあとの踊り子さんの踊りも特別厳粛に、行われました。

 そのあと、東の門、大勧進、弥栄神社、西の門と回って大門町に戻りお昼休み。自分はここまでの参加でした。そのあと、コースとしては田町や東鶴賀の方を大きく回って夕方18時頃秋葉神社に戻っていきます。朝から日が暮れるまで、ずっとこれをやっている訳です。すごい。来年はなおらいまで参加できたらいいなぁ。体が持つか謎ですが、、

因に、お祭りのパンフレットには、こうありました。
「<権堂町屋台の由来>
  当町の屋台獅子は天保2、3年頃、正月や祇園祭には悪魔払いと称し囃子に合わせ、若ものが他町で暴れまくったと伝えられています。
 時代の流れで暴れ獅子は勢獅子と改称されました。」
冗談がきついですね。そもそも屋台に獅子がついているのか、獅子に屋台がついているのか、きっと後者なんだと思いますが、この獅子が権堂の町のアイデンティティーというか、一つの象徴なんだと思います。ホントにかっこいい。参加できて嬉しかったです。

以下は、なっちゃんがとってくれた写真です。

文:小川てつろう

こどもたちの小さい獅子

もう十分だと思いますが、他の写真はこちらにあります。
http://fb.me/2J06aXqga
なんだかんだいってもかっこいいっす!(興奮)

photo : natsumi

唐ゼミ☆長野公演終了しました!

更新日:2013年07月02日|書いた人:小川哲郎

 2日間で約300人もの人が足を運んで下さり、唐ゼミ☆長野公演、無事に終えることが出来ました。観に来て下さったみなさん、お手伝いして下さったみなさん、本当にどうもありがとうございました。

 昨日はテントの解体。夜はネオンホールで、みんなを迎えて打ち上げをしました。なんだか緊張を解いてくつろいでくれているのが分かりました。
 そして今日彼らは次の浅草公演に向け長野をあとにしました。
 約一週間の滞在で本番は2日間、その2日間の為に朝から晩まで作業をしていた彼らは、終始元気に、充実したいい表情で作業をしていました。そんな彼らの演劇に対する純粋なエネルギーに触れ、またクオリティーの高い作品を観て、毎回とても元気をもらいます。

 3年目になる今回は、権堂の人達や道行く人達が彼らを歓迎している雰囲気が前回にもまして厚く、それもとても嬉しい事でした。「年に一回といわず、また秋も来てよ!」「二回じゃすくないよ」なんていう声もきけました。

 夏の浅草公演「夜叉綺想」の後、秋・冬と彼らにはまたさらに大きな舞台が待っているようです。大仕事を経て、また更に生まれ変わった彼らに会うのが今から楽しみです!
 (…自分も、頑張らねば!)

唐ゼミ☆滞在5日目、ゲネプロ!

更新日:2013年06月28日|書いた人:小川哲郎

 いよいよ、明日に初日を控えた唐ゼミ☆は、今日ゲネプロ(お客さんを入れない、本番同様の上演)を行いました。会場の周りには緊張感と静かな高揚感が漂っていました…!

 突然ですが、明日初日開演直前に、ネオンホールで唐ゼミ☆代表中野さんの演劇に関するゼミナールを開催します。
13時からネオンホールにて1オーダーです。
ぜひご参加下さい。

そして、日曜のご予約はまだ間に合います。
当日券もあります。
唐ゼミ☆3度目の長野公演「夜叉綺想」、どうかお見逃し無く!

●2013年6月29日(土)、30(日)
劇団唐ゼミ*長野公演 第3弾!「夜叉綺想」


今年も青テントが権堂に出現します!
唐ゼミ*が長野で公演をはじめて3回目。ついに長野にちなんだ演目に挑みます。
唐十郎最凶の奇想天外、まさかの復活!初夏のテントに渦巻く復讐の嵐!!

ヒロイン・牛乃京子、その兄・牛乃ゴーシュは長野出身の兄弟。
両親を亡くした2人が上京して事件に巻き込まれることから物語が始まります。舞台で暴れ回る長野県人の活躍にご期待下さい!

- - - - - - - - - - - -

主催:劇団唐ゼミ*
共催:ネオンホール
後援:イトーヨーカドー長野店、長野市権堂町、権堂商店街協同組合
協力:ナノグラフィカ


- - - - - - - - - - - -
■場 所=長野市ごんどう広場 特設テント劇場(イトーヨーカドー前)
■時 間=開場17:00/開演17:30(受付16:00〜)
■チケット=前売2000円/当日2500円
*チケットに記載されている番号順での入場となります。番号は開場時間を過ぎると無効になります。
【チケット予約 5/26(日)10時〜】
1.劇団唐ゼミ(10:00〜18:00)
090-9803-9409
karazemi_ticket_1@yahoo.co.jp
2.ネオンホール(18:00〜23:00)
026-237-2719
info@neonhall.com

唐ゼミ☆、長野滞在4日目。劇場完成! 稽古が始まりました!

更新日:2013年06月26日|書いた人:小川哲郎


 約三日間の作業の末、とうとうテント劇場が完成しました!昨日の夕方に、ほかの役者さん達も合流し、今日は午後から稽古が始まりました。


 こちらは昨日、舞台完成前の写真。だんだん出来上がりつつある舞台上に集まって、作業の打ち合わせをしています。


 みんなに向かって的確な指示を出していく、座長・演出家の中野さん。


 長野市民・西澤くんは昨日も手伝いにきてくれました。

 そして、劇団員達のネオンTシャツコーナー。

 禿さん。緑が似合います。


 熊野さんは、えんじ色。今回主役との事!


 入り口横の受付では前売りチケット販売しています。

 いよいよ金曜日はゲネプロ、そして土曜に初日を迎えます…! 2ステージだけの貴重な公演を、どうかお見逃し無く!

●2013年6月29日(土)、30(日)
劇団唐ゼミ*長野公演 第3弾!「夜叉綺想」


今年も青テントが権堂に出現します!
唐ゼミ*が長野で公演をはじめて3回目。ついに長野にちなんだ演目に挑みます。
唐十郎最凶の奇想天外、まさかの復活!初夏のテントに渦巻く復讐の嵐!!

ヒロイン・牛乃京子、その兄・牛乃ゴーシュは長野出身の兄弟。
両親を亡くした2人が上京して事件に巻き込まれることから物語が始まります。舞台で暴れ回る長野県人の活躍にご期待下さい!

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主催:劇団唐ゼミ*
共催:ネオンホール
後援:イトーヨーカドー長野店、長野市権堂町、権堂商店街協同組合
協力:ナノグラフィカ


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■場 所=長野市ごんどう広場 特設テント劇場(イトーヨーカドー前)
■時 間=開場17:00/開演17:30(受付16:00〜)
■チケット=前売2000円/当日2500円
*チケットに記載されている番号順での入場となります。番号は開場時間を過ぎると無効になります。
【チケット予約 5/26(日)10時〜】
1.劇団唐ゼミ(10:00〜18:00)
090-9803-9409
karazemi_ticket_1@yahoo.co.jp
2.ネオンホール(18:00〜23:00)
026-237-2719
info@neonhall.com

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