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萩原興洋さん(役:大正琴の老人、町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
萩:高校の頃ですね。演劇部みたいなのがあったんですけど、友達に誘われて入ったのが最初でしたね。25年前です。
三:普段はどんなことをしているのですか?
萩:仕事したり、漫画読んだり、演劇したり…。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
萩:たまちゃん(増沢珠美:雪子役)が、短編劇場第1回目に誘ってくれたのが初めです。僕は「ゴッドサウンド+スタジオエンド」っていう劇団をやってて、それで松本演劇祭に出たんですよ。そのとき「カフェシアター」でたまちゃんも参加してて。そこで知り合ったんだよね。もう10年くらい経つかなぁ。それから「もんぜんまち劇場」はほぼ毎年ネオンで出させてもらってた。哲郎くん(小川哲郎:前ネオン店長)やなっちゃん(大沢夏海:ネオン店長)も好意にしてくれて。そんなこともあって、20周年の時も出させてもらって。僕にとっては大事な場所ですね。今回も出させてもらって嬉しいです。
三:ネオンに対する印象は?
萩:地域性なのかわからないんですけど、ネオンって批評性があるなっていうのは感じてるんですよ。そういう意味では怖くもあるんだけど、反響の広がりの速さみたいなものは抜群だと思いますね。ちゃんと見てくれる人がネオンホールにはいるって思ってます。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
萩:このお芝居、心から面白い芝居だなって思ったんです。唐組だからとかアングラだからとか、そういうことも覆されるような芝居だなって思ったんですよね。そんな芝居に参加できて、関わることができることが嬉しく思います。だから色んな人に見て欲しいですね。
三代
アロ〜ハ太郎さん(役:田口)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
ア:大学生の時ですね。興味を持ったのは中学生の時です。たまたま教育テレビで野田秀樹さんが率いる「夢の遊眠社」という劇団のお芝居を見たのがきっかけで、やりたいなと思ってました。
三:普段はどんなことをしているのですか?
ア:広告代理店でコマーシャルとか作っています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
ア:25年前僕は「カフェシアター」という劇団に入って。その時誘われたきっかけが、ネオンホールで初めて上演された「邪宗門」で。それが最初ですね。それ以降もネオンホールには劇団のお芝居でお世話になっております。
三:ネオンホールに対してどんな思いを持っていますか?
ア:一番楽しんでいただきたい人たちというか、見てもらいたい人たちが集まってくれる場所、という感じがしますね。まぁホームグラウンドみたいな感じなので、大切な場所ですね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
ア:久保井さんは、役作りであったり芝居の作り方を言語化してくださるので、こちらとしてはとても作りやすいです。あたたかく指導してくださっているので、本当にありがたいですね。田口をやるにあたっては…雪子を救えるようにやりたいです。そこが見えればいいかなぁと思います。
三代
yumiさん(役:町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
y:社会人一年目の時です。旧中条村で、村おこしプロジェクトの演劇があったんですよね。それに参加したのが初めてです。それがたしか15、6年前だったと思います。
三:普段はどんなことをしているのですか?
y:公務員です。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
y:初めて出た演劇のあとに、カフェシアターの公演に出演したのが初めて。「奴婢訓」という作品でした。そのあとから結構ネオンホールに出させてもらうようになりました。カフェシアターでも出たし、当時は「劇団七味堂」っていうのがあって、それにも参加したり。あと、短編劇場やネオンのプロデュース公演にもよく参加させてもらっています。
三:当時のネオンへの印象はどうでしたか?
y:なんか、異空間に連れて行かれる感じ。(笑)
三:ネオンホールに対してどんな思いを持っていますか?
y:ネオンホールはここら辺の演劇の起点になっている感じがするから、すごく大切なところだなと思います。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
y:今回忙しくて、あまり多く参加することができないんですが、それでもこうやって出させてもらえることがとても嬉しいので、頑張ります。
三代
ムラタヒロミさん(役:フランケの助手、幼女、乞食老人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
ム:2000年の冬のスーパーネオンが初めてです。「劇団七味堂」っていうのがあって、そのメンバーとして出演したの。
三:普段はどんなことをしているのですか?
ム:事務職です。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
ム:多分、のちに「劇団七味堂」を結成するメンバーの公演を見に来たのが初めてだと思う。
三:初めて出演した後から、ネオンによく出ていたんですか?
ム:うん、コンスタントに出ております。手前味噌なんですが、実はネオンの周年記念公演(10、15、20、25周年)には全部出てるの。全部出てるのは、増沢珠美、アロ〜ハ太郎、ムラタヒロミ。すごいラッキーなことで、嬉しいなと思います。
三:ネオンに対してどんな思いを持っていますか?
ム:他のところでやるのとはやっぱり全然違う。小屋主さんたちと一緒に作品を作るっていうのは他にないし、すごく面白い空間だなと思う。
三:今回の公演をどう捉えていますか?
ム:ネオンの周年記念公演は、それぞれの回でネオンの頑張りがあって。今回は、やっぱり演出家・久保井研を迎えたっていうのがすごく大きい。唐組のスペクタクルを生む要素はこういうことなんだっていう発見があるから、すごく嬉しいよね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
ム:いつもと同じく、誠実に舞台に立っていたいです。真面目に謙虚にやりたいなと思います。人前に立つのに萎縮しちゃいけないし、あぐらをかいてもいけない。お客さんに対して誠実でありたいです。
三代
篠原尚光さん(役:乞食老人、町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
篠:今回が初だよ。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
篠:ザ・ビアーズのライブを見に来た。かっこよかったよ。ネオンにはずっと行きたいと思ってて、でも無視しちゃってたっていうか…行けなくて。で、来ちゃった。18、19歳くらいの時。ロックが超面白い時。
三:それからネオンによく来るようになったんですか?
篠:カルチャーっぽかったんだよね。やっぱり面白かったんだよ。で、哲郎(小川哲郎:ネオン前店長)と仲良くなって。なんで仲良くなったかは全然覚えてないけど。喧嘩ばっかしてたよ。
三:「前川エクスプロージョン」のバンド活動を通してネオンとの関係が深くなったんですかね。
篠:誰にも相手されてなかったよ!でも、ネオンホールから実はすごい愛情を持って迎え入れてくれてたんだなっていうのはある。まぁ、両思いなんだよ。
三:今回どうしてこの演劇に出ようと思ったんですか?
篠:25周年だからだよ!花持たせようと思って。こっちは泥だらけだよ。見に来りゃわかるよ。でも、演劇っていうもの自体は面白いと思ってきた。本番やって楽しいなと思えるように今努力はしてる。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
篠:一生懸命やります。二度とやらない意気込みでいきます。なんでもやったるわい!
三代
金田渚さん(役:医師の助手、フランケの助手、幼女)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
金:短大の時、夢幻工房さんの夏のオープン参加に出たのが最初です。それが19歳の時でした。そこから3回はオープン参加で出ていました。そのあと、22歳の時にネオンホール短編劇場に出させていただいたんです。初めて小劇場で、お客さんが間近にいる状態でやらせていただいたのがすごく衝撃的な体験で。そこから、お客さんの空気感を感じて芝居がしたいと思うようになって、長野市内の劇団「空想≠カニバル」に入りました。その後に長野市芸術館アクトスペースのオープニング公演「KENJI」をやらせていただいたのも大きかったです。今はサトケンさん(佐藤健一:有沢役)と「劇的NAGANO-project」という演劇イベントをやらせていただいています。
三:普段はどんなことをしているのですか?
金:プログラマーをしていまして、システム開発の仕事をやっています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
金:初めて行ったのは、ネオン20周年記念公演の「邪宗門」だったんです。アングラ演劇を見たのはそれが初めてだったので、すごい熱気と暗さと…とにかく熱量に圧倒されました。長野でこんなことができる場所があるんだって衝撃でした。だから、今回25周年記念公演に参加できて本当に嬉しいなって思いますね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
金:ベテランの方々が久保井さんに演出を受けているのを間近で見られるはすごく貴重な機会なので、稽古を見ている時間も全部吸収したいですね。役に関しては…今回、脇だっていう意識でいてはいけないとは思っていて。メインの人たちの芝居が引き立つように何か自分でできることがちょっとでもあればやりたいなって思っています。
三代
土井れーじさん(役:老人、医師)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
土:「母アンナの子連れ従軍記」(2011年)の時です。門前研究会で知り合ったたまちゃん(増沢珠美:雪子役)に「今度市民演劇あるんだけど、出なよ」って言われて、お酒も入ってて「いいよ」って言っちゃったんだよね。
三:普段はどんなことをしているのですか?
土:会社員です。オフィス家具とかを売ってます。今度近くに移転するんだけど、ちょっとした弾き語りだったりお芝居だったり、発表の場になればいいなと思ってます。家具屋なんだけどね。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
土:「母アンナ」の時だと思うけど、そのときはそもそもネオンホールとして認識してなかった。その後で、用事があって行った時に初めて認識したんだけど…すごく敷居が高いんだよね。お客さんとしては、ゴッサンの芝居を観に来たり、オープンマイク「名無しのゼロ」に来てみたりしたね。ネオンの20周年記念公演「邪宗門」の頃から徐々に普通に入れるようになっていったかな。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
土:とにかく足を引っ張らないようにすることだね。役に関しては…老人っていう引き出しは僕には無いので、あまりしっくり来てなかったんだけど、もうこのまま行くしかないな、と。とにかく僕なりの老人をやるしかないと思っています。
三代
木津誠之さん(役:連隊長)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
木:僕が子供の頃に、母親が英語劇を教えてたんですよ。だから必然的にうちの兄弟はそれに参加していました。それがお芝居することの原体験だと思います。信州大学に入って演劇に再び出会って、続けていたらネオンホールにつながった、という感じかな。
三:普段はどんなことをしているのですか?
木:東京で「劇団文学座」の役者をやっています。この期間中長野では、二郎さん(岡村二郎:医師、老人役)のところでアルバイトをしています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
木:僕は工学部だったんだけど、当時教育学部の先輩に誘われて、オリジナル作品をネオンホールで上演したんですよ。それが初めかな。それか、カフェシアターの「盲人書簡」かな。でもその前にたまちゃん(増沢珠美:雪子役)や清水さん(清水隆史:ネオン創始者)とは、「おまつり研究会」(信大教育学部の劇団)つながりで知り合ってました。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
木:ありきたりですけど、見に来ていただいたお客さんに楽しんでいただける作品になったらいいなと思います。ネオンホールという空間が、これからも続いていってほしいし、皆さんにつないでいってほしいので、そういう意味ではこれも一つの通過点になればいいなと思います。唐さんの詩的なセリフを、自分のエゴを消しつつお客さんにちゃんと伝えたいし、なおかつ心を動かしたいですね。この劇世界を形作る一員として、精一杯頑張りたいと思います。
三代
雪之丞DIEさん(役:有沢)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
雪:22年前くらいかな。所属している「演劇実験室カフェシアター」の「邪宗門」でデビューしました。
三:演劇を始めたきっかけは?
雪:当時寺山修司とか江戸川乱歩が好きで、色々あって長野に帰って来た時に、寺山さんのところで芝居やってた方が劇団をやっているということで稽古を見学に行って、これだ!と。それから、当時唐組を見に行って衝撃を受けたのも大きいですね。21歳くらいの時かな。本当鮮烈な…今でも思い出すというか。
三:普段はどんなことをしているのですか?
雪:LA在住のロックスターです。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
雪:1995か1996年のスーパーネオンホールに行って、ベロンベロンに酔っ払った記憶があります。カフェシアターの人に教えてもらって行ったんだけど。長野は何にもないと思ってたから、こんなところがあったんだって本当に嬉しくて。面白くなかったら自分で面白くすればいいじゃない、っていうところは清水隆史(ネオン創始者)に少なからず影響を受けていると思います。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
雪:まず感謝、ですね。22年前の自分に、頑張って続けてたらこういうことがあるよって言ってあげたいね。台本と、出演している皆さんに敬意を持って本番に挑みたいです。
三代
紺乃星さん(役:ビンコ)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
紺:高校生の時に、ESSっていう、英語でシェイクスピアをやるっていうクラブに入っていたの。そこで演劇を初めてやって、面白いんだなって思って。その後大学で日本語の演劇をやっていて。50歳を過ぎて子供が手を離れてから、長野で演劇を始めたの。演劇歴としては、合わせると15年くらいかなぁ。
三:普段はどんなことをしているのですか?
紺:税理士法人に勤めています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
紺:23、4年前、ラジオ局に勤めていて、そのゲストで清水さん(清水隆史:ネオン創始者)に出ていただいたんですよ。その関係で、ネオンでやるイベントにはたまに顔を出す、みたいな感じで。自分がここでお芝居やる前から、結構見に来てたの。初めて見たのは、確かカフェシアターさんでした。
三:ネオンで初めて舞台に立ったのはいつですか?
紺:8年くらい前、自分たち(ガラス組)でやった芝居が初めてだったと思います。それ以降は毎年くらい出させてもらってますね。ネオンの企画のものはいつもオーディションを受けさせていただいてます。プロの演出家が来てくださったり、演出家によって指導の仕方も違うし、勉強になるので出させていただいています。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
紺:ラストシーンで、見ている方の心に残るようにできたらいいなと。夢と現実とを行き来するような不思議なお話なんだけど、見ている方たちがふっと心を掴まれるような感じのラストになればいいなと思いながらやっていきます。
三代
島崎美樹さん(役:看護婦)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
島:高校時代に始めました。演劇部に入っていました。その後、社会人になってから、趣味が欲しくてまた演劇を始めたんです。
三:普段はどんなことをしているのですか?
島:会社員をやっています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
島:カフェシアターの「阿呆船」を見に来たのが初めです。それが、確か…10年くらい前かなと思います。そのあとは演劇を観る側で来ていたんですけど、5年前にネオンホール20周年記念公園の「邪宗門」で初めてネオンの舞台に立って、そこからネオンでも出させてもらうようになりました。
三:ネオンホールに対してどんな印象を持っていますか?
島:それまでやってたのが大きい普通の公共ホールだったので、ネオンホールでやると、お客さんと近いっていうのもあるし、普通の劇場とは違う感じがあって空間としてとても面白いところだなぁと思います。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
島:看護婦役ということで…一番最初のシーンで、お客さんを引き込んでいくためのプロローグのところなので、そこから物語の世界に主人公たちも入って行くし、お客さんをもそこへ連れて行く役割を持っていると思います。なので、そういった役割を果たせるように意識したいです。
三代
伊藤優さん(役:医師の助手、フランケの助手)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
伊:4年前です。ネオンホールでやった、西村さん演出の「ハムレット?」が最初です。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
伊:初めて来たのは、「ハムレット?」のときですね。あの演劇をきっかけに、ネオンに来るようになりました。
三:ネオンホールに対してどんな思いを持っていますか?
伊:お芝居を通してここを知って、ここに集まる人たちを知って…人と関わるのが苦手なんですけど、そういうことに気づかせてくれた場所でもあります。そういう自分の悩んでることとか克服したいこととか、生き方じゃないですけど…そういうのをすごく考えさせてくれる場所でもあるし、いろんなきっかけを与えてくれる場所で。私にとってはその一つ一つがあることがとても大きいです。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
伊:唐さん戯曲とか、久保井さん演出とか、そういう背景を意識しています。4年前出会ったお芝居がネオンホールという場所であって、まさかその25周年記念公演でお芝居させていただけるなんて思っていなかったことで…。長年やってきた役者さんたちに囲まれてやっていて、稽古に行くたびに新鮮さの連続です。まだまだ見えてないことが多いんだろうなって思う中でも、公演終わるまでずっとずっと、追求することはやめないようにって思っています。
三代
廣田謙一さん(役:連隊長、町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
廣:1992、3年だと思います。俺は元々ずっとパンクやヘビーメタルのバンドをやっていて、芝居に興味はなかったんです。大学の頃小劇場を初めて見てすごく衝撃を受けて、それが心の中にずっと残っていたんです。それで、松本演劇フェスティバルに唐組が来たことがあって、それを見て自分もやってみたいと思ったのが演劇を始めたきっかけです。
三:普段はどんなことをしているのですか?
廣:芝居半分仕事半分で、仕事は自営の和菓子屋です。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
廣:ネオンには2回くらい出てるんですよ。最初は、「幻想劇場経帷子」っていう劇団で出ました。15年ぐらい前じゃないですかね。あとは、同じ劇団で短編劇場に出させてもらいました。
三:ネオンホールに対してどのような印象を持っていますか?
廣:いい空間だと思いますよ。いい劇場というより、いい空間だと思いますね。空気感が全然違うので、すごく好きです。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
廣:この戯曲は、自分が芝居をやるきっかけとなったものの一つなんです。今自分がやっている作・演出の手法のお手本にしている作品の一つでもあるので、今回この作品の公演に参加させてもらえることがありがたいことだと思っています。心してかかります。
三代
ミズタマリさん(役:ビンコ)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
ミ: だいたい10年前、たまちゃん(増沢珠美:雪子役)たちが北野カルチュラルセンターでやった演劇に出たのが初めてなんですよ。それまでずっと見るのが大好きで、観客側だったんだけど、実はずっと役者に憧れてたの。だからたまちゃんがああいう企画やってくれて、市民キャスト募集で経験なくてもいいよって言ってくれたからできたの。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
ミ:カフェシアターの演劇を見に来たのが最初かな。それが、14年くらい前。
三:そのときのネオンへの印象は?
ミ:やっぱり、いい空間だなと思った。普通のホールにはない濃密さがあって。舞台とお客さんの近さもすごく良かったです。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
ミ:私は唐組を社会人になってからずっと見続けて、ものすごく憧れで。本当に久保井さんなんて雲の上の存在だったから、その久保井さんに自分が演技指導してもらえること自体が夢のような感じなんだよね。久保井さんに演出してもらえて、かつ役もたまたま貰えたことは、人生の大きなポイントになると思います。そのぶん緊張感がありますけど、やっぱりすごく嬉しいです。役に関しては、自分がビンコみたいに男性に寄り添って歩くようなタイプじゃないから、実はすごく難しい。でも逆にそういうのは役だからこそできることだから、楽しみたいなと思います。
三代
岩崎匠さん(役:町の人、乞食老人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
岩:今回初めてです。あ、でも中学校の時一回やったことある。七夕の劇で、おじいさん役だった。(笑)そのときは、自分で全部台本も書いてたよ。
三:普段はどんなことをしているのですか?
岩:サラリーマンです。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
岩:えー、何だったっけ…高校生のときライブに出たのが最初のような気がする。それか、前川(ロックバンド「前川エクスプロージョン」)にドラムで入って初めて出た時か。どっちかだと思う。6年くらい前かな。
三:ネオンホールに対してどんなイメージを持っていますか?
岩:他の場所と比べて、全く異質って感じ。よくあるライブハウスではないし。やっぱり出ている人も前衛的な人ばかりだし。独自の文化がある感じかな。
三:今回はどんな経緯でこの演劇に参加することになったのですか?
岩:何かの用事でネオンに行ったら、たまさん(増沢珠美:雪子役)が稽古してて。声かけられて軽く返事した。(笑)演劇に対する抵抗はそんなになかったから。でも、やればやるほど大変だなとは思う。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
岩:まあ、一番は楽しんでやれればいいかなと思います。自分の想像を出していって、自由にやりたいです。
三代
クランシー京子さん(役:看護婦)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
ク:物心ついた時から。幼稚園の頃から、人前で演技したい演技したいと思っていたんだけど、後になって私の父と母もお芝居をしていたって教えてもらって。これが血というやつか、と。(笑)
三:普段はどんなことをしているのですか?
ク:総合病院で、外国人患者の通訳をしています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
ク:ネオンホールになる前の仏陀の時からライブを見にここには来ていたんだけど、ネオンが始まったときカフェシアターで「邪宗門」をやったの。それに出演したのが初めてかな。
三:ずっと関わってきたネオンに対する気持ちは?
ク:もう、愛情いっぱい。私は「ネオンホールは芝居のメッカ」ってよく言うの。とにかく、ネオンホールがあるから、長野市のアマチュアの役者たちはやってこれたの。だからここは感謝すべき場所なのね。ここはみんな大好きな場所だし、こんなに長くやっていられるところって他にない。だからすごく感謝してる。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
ク:ずっとここでお芝居をやらせてもらって感謝しているし、ここはずっと続いていって欲しいところです。そろそろ引退の年齢かななんて思っている時にまたネオンの25周年に関われてすごく嬉しいし、なおかつプロの演出家である久保井さんに演出してもらえてすごく刺激的。これが最後になるなんて思いたくないけど、でもそのくらいの気持ちで関わらせていただきます。
三代
酒井朝羽さん(役:町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
酒:高校一年からです。当時演劇部に入っていました。大学でも、サークルで演劇をやっていますね。
三:普段はどんなことをしているのですか?
酒:大学に行っていて、今3年生です。レジ打ちのバイトもしています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
酒:高校生の時だったかな?短編劇場の時だったと思うんですけど、母親と見に来ました。それが初めです。
三:どんな経緯で今回の演劇に参加することになったのですか?
酒:去年サトケンさん(佐藤健一:有沢、乞食老人、兵隊役)にあるイベントで知り合って、それ以来仲良くなったんですけど、それで、今回声をかけていただいて。ちゃっかりやらせてもらってます。(笑)
三:ネオンホールに対してどんな印象を持っていますか?
酒:私は小学生の頃から長野市に住んでいて、たまにこの辺を通るとネオンホールがあって、すごく気になる存在だなと思っていました。演劇をやる小屋というか、場所があるってことはすごく素敵なことだなと思います。昔からあるところで、良いところだなぁと思いますね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
酒:稽古で皆さんの迫真の演技を見ていて、私もこんな舞台に参加させていただけているのがすごく嬉しくて。もっと勉強しなきゃなっていうのもあるし。町の人は結構楽しい役だと思うので、とにかく楽しみつつやりきりたいなと思います。
三代
クリス・クランシーさん(役:町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
ク:いつからかな…20年くらい前かな。アメリカのサンフランシスコの大学で、ドラマクラブに入っていました。
三:日本に来たのはいつですか?
ク:2000年。もう17年くらい前だね。
三:普段はどんなことをしているのですか?
ク:日本に来てから最初の16年は英語教師をやってたね。だけど今は普通の会社員。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
ク:1999年、初めて日本に来たとき、京子さん(クランシー京子:看護婦役)がここに連れて来た。多分、清水さん(清水隆史:当時のネオンホール店長)に僕を紹介しに来たのかな。
三:ネオンホールで初めて舞台に立ったのはいつですか?
ク:たしか短編劇場かな…?6、7年前だと思います。京子さんと一緒に二人で芝居をやった。台本は、京子さんの作ったもので。
三:ネオンホールに対してどんな印象を持っていますか?
ク:今まで、たくさんのライブや演劇を見に来て、楽しいところだと思いました。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
ク:久保井さんには、感謝してるね。カフェシアターの演劇や、ネオンホール短編劇場でも、みんなに感謝していますね。私は外国人ですけど、みんなと一緒に参加します。それが良いじゃない?楽しみですね。
三代
つちやひろこさん(役:乞食老人、町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
つ:高校入学してすぐですね。17、8年やってますね。
三:普段はどんなことをしているのですか?
つ:特急列車の車掌をしています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
つ:高校一年生のときの、秋ですね。劇団七味堂さんが旗揚げ公演をこちら(ネオンホール)でしたんだよね。そのDMを見て、権堂なら近いし行ってみようと思って行ったのが最初ですね。それが15、6年前ですかね。それ以降も、ネオンホールにはお芝居を見に時々来てました。
三:そのときのネオンへの印象は?
つ:最初、怖いとこだなっていうか…(笑)なんか、「どこ連れていかれるんだろう私たち」みたいな、そういう心細さとか怖さみたいなものはあったかな。だけど、まあ一回入って雰囲気に慣れちゃえばね、どうとでもなる空間っていうか。舞台を別に舞台側だけでやらなくてもいいじゃないですか。客席を舞台にしてもいいし、窓がある側を舞台にしてもいいし。どこからでも照明も吊れるし、音響も仕込めるし。だから面白いなと思って。本当に自由度が高いし、やりやすくて面白いところですよね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
つ:20周年で出させてもらって、25周年でも出させてもらえていて…気持ちを新たにという感じでやらせてもらっています。役については、町の人ということで、のびのびやりたいです。今回、25周年ということで、いつもと違うこともいっぱいあるけれど、一つのお芝居として真剣に関わらせていただきたいと思います。
三代
佐藤健一さん(役:有沢、兵隊)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
佐:高校一年生の時です。だから、23年くらい前。
三:普段はどんなことをしているのですか?
佐:演劇のお仕事がほとんどなんだけど…講師のお仕事が多いですね。ワークショップの講師とか、子供向けの芸能スクールの演技の指導とか。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
佐:高校一年の冬ですね。当時高校生でやっていた「劇団某」の公演をネオンホールでやらせてもらって。それが初めですね。当時、演劇班とはまた別の高校生アマチュア劇団みたいのを作っていて、それを清水さん(当時のネオン店長)がすごく面白がってくれて、仲良くしてくれましたね。
三:その後もネオンで出ていたんですか?
佐:高校の時に3回ほど公演をさせてもらってからは出ていなかったです。大学に行ったり、上京したりしていたので長野にいなかったのもあって。そのあと演劇やめようと思って長野に帰って来たんだけど、でも何か見に行ってみようと思って行ったのがネオン短編(ネオンホール短編劇場)でした。それ以降長野でやるようになってからは、ネオンに時々見に来たり出演したりしていますね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
佐:僕のやる有沢という役は、うまくバトンを繋いでいかなきゃいけないというか…出ていないシーンが多いけど、熱くなっていく劇場のテンションをうまくラストに繋ぐ、と。ある意味共感してもらいやすいキャラクターだと思うので、お客さんに共感してもらいつつ、不思議な少女都市の世界と現実とを繋ぐことができたらなと思います。
三代
岡村二郎さん(役:医師、老人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
岡:忘れちゃった(笑)…あ、国定忠治だ。2010年だから、8年くらい前。ネオンホールで初めてやったのは、ガラス組かなぁ。
三:普段はどんなことをしているのですか?
岡:自営で建築業やリサイクルショップをやっています。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
岡:西澤くん(西澤尚紘=「町の人」役)に連れて来てもらったんだよね。10年くらい前、うちの店が紹介されてる本を読んだ西澤くんが店に訪ねて来て。そこから仲良くなって、面白いところがあるって紹介されたのがネオンホールだね。
三:その日ネオンでは何があったんですか?
岡:「名無しの0」(オープンマイク)だね。最初は見てただけだったんだけど、そのうち喋りたい衝動に駆られて(笑)。で、そのとき初心者演劇講座のチラシをもらったんだよね。お酒も飲んでたから、やるよって言ってしまって。演劇はそこからですかね。その後も西村さん演出の演劇や、短編劇場に出させてもらっています。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
岡:久保井さんは、やっぱりすごい人だなあと思ってね。ありがたいなあと。あとは、やっぱり皆でやるものだから、段取りをちゃんと覚えて、迷惑をかけないようにやりたいなあと。謙虚な気持ちで。れーじさんが相手役で、一緒にやれるのもありがたいと思いますね。だから、れーじさんに合わせる感じでやりたいですね。
三代
西澤尚紘さん(役:町の人)
三:演劇を始めたのはいつ頃ですか?
西:2010年の夏からです。ネオンホールの公開ワークショップに出ないかって赤尾英二さんにという人に誘ってもらったのが最初です。
三:普段はどんなことをしているのですか?
西:便利屋です。この時期は、雪かきとか、古本屋の友達の手伝いとか。最近は新聞配達をやっています。あと最近リサイクルショップの手伝いで、ヤフオクを始めました。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
西:プリミ恥部という、音楽と映像とダンスを組み合わせたような表現集団があって、その人たちのパフォーマンスを2009年に見に来たのが初めですね。
三:そのときの印象は?
西:音楽表現にしろ映像表現にしろ、それまであまり関わってきてなかった、身近にはなかった事柄なので、こういう世界があるんだって。こういうことをやる人たちがいたりそれを見に来る人たちがいるんだって思いました。それから2回くらいライブを見に来て、その後平日のカフェバーに来たら、そのとき店長だった小川哲郎さんに、今度ネオンのクラブ活動・『ふしぎ部』に来てみないかって誘われて。その当時僕が博物館で遺跡発掘の仕事とかしてたのもあって。それで、じゃあ行きますって言って、平日にもよく行くようになって、だんだんネオンホールとの関係が深まっていきました。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
西:まちの人の一人をやるってことで…動き・動線の確保とか、歌が重要になってくる役なので、そういうのをしっかりできるようにしたいです!
三代
平成田頑念さん(役:フランケ醜態博士)
三:演劇はいつから始めたのですか?
平:この名前で活動を始めたのは、平成元年です。
三:普段はどんなことをしているのですか?
平:アルバイトの仕事ですね。コンビニ店員や、本屋の配達だとか。
三:ネオンに初めて来たきっかけは?
平:大学生の時、タウン情報誌を見てたら、割と近くでインスタレーションをやるっていうお知らせが出てて。しかも信大の学生さんがやるということで、面白そうだな、と行ってみたのがネオンホールでした。その当時私は信大のおまつり研究会に入っていたんだけど、外でやることはあまりなかったんですよね。初めてネオンホールの舞台に立ったのは、カフェシアターさんの記念公演の「邪宗門」ですね。
三:その後もネオンでお芝居を?
平:そうですね。自分で脚本を書いてやらせてもらったこともあります。演劇だけでなく、本の朗読もやったし、今はオープンマイクにも顔を出させてもらっています。個人的には、観客との距離がより近い空間でやれるお芝居が好きだから、ネオンホールのお芝居っていうのはとても楽しいですね。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
平:ただひたすら、頑張るしか無いな、という。いっぱいいっぱいですが…楽しんでやれればと思います。フランケ醜態の、ある種の狂いであったり偏執的なものに対しては共感するものがあって、そういう役をやらせてもらえることはありがたいし、その役に少しでも近づくことができればと思っています。ネオンホールは本当に始まったときからのお付き合いなので、この25年を噛み締めて舞台に立ちたいです。
三代
1/11(木)
音響スタッフが休みだったため、写真を撮る発想がなく今日の夕飯の写真です(哀)
来れた人でやれるシーンをやりました。
稽古後、久しぶりに来てくれたスタッフ三代さんがなにやら始動。
(最近放りっぱなしだったキッチンや事務所もスッキリ片付けてくれた…)
みしろさんと久しぶりにおしゃべりして
結局みんな帰ってから照明吊って、写真の夕飯を食べたのは朝6時でした。
もうすぐ久保井さんが来ます。
natsumi
ネオンホール25周年記念演劇公演
『少女都市からの呼び声』
作 唐十郎/演出 久保井研(劇団唐組)
2018年1月23日(火)〜28日(日)
23(火)〜26(金)20:00開演
27(土)19:00開演
28(日)17:00開演
一般:前2000円/当2500円
学生:前1000円/当1500円
【チケット予約 12/20水〜】
メール:ticket@neonhall.com
件名:ネオンホール25周年記念公演 予約
1)日程 2)お名前 3)区分(一般/学生) 5)枚数 4)電話番号
を入力し、送信して下さい。
予約フォーム:https://goo.gl/forms/yLxM4V29DeYvD4eD3
増沢珠美さん(役:雪子)
三:演劇を始めたのは、いつ頃ですか?
増:大学3年のときに客演したのが初めてとしよう。
三:普段はどんな仕事をしているのですか?
増:えー、色々。昨日は、小学校での演劇ワークショップ、最近はもんぜんまち劇場の企画、あと空き家見学会とか…まぁ企画・編集室ナノグラフィカの運営が主だね。
三:ネオンホールに初めて来たきっかけは?
増:大学3年の時に、清水(ネオンホール創始者:清水隆史)に誘われてネオンのオープニングイベントのインスタレーションを見に来た。
三:どうしてネオンの運営をやることになったのですか?
増:当時の私には、清水の考え方・世界観・やってることがすごい新鮮で、くっついて回って、ネオンホールにもよく遊びに来てたんだよね。で、1年目ネオンに住んでた櫻井くん(The End)とナカジ(SLOWLIE)が引っ越すことになって。大学卒業を機に住むことにした。教員をやりながら、2〜3年は住んだと思う。私がネオンをやるようになってから、ライブの本数を増やしたり、カフェバーや平日プログラムを始めたりしたから、どんどん手狭になって、引っ越したんだけどね。その後も、10周年くらいまではネオンの運営をやってたかな。
夏:当時から今のネオンに引き継がれている部分は?
増:今のネオンのシステムは、当時の清水と自分と、人格としてのネオンとの対話を通して作ってきたのを引き継いでくれてると思う。「好きなことをやっていく」っていう考え方を充満させてきたっていうのはあるかな。
三:本番への意気込みをお聞かせください。
増:生きて舞台に立つ!?
三代
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