2010/12/18(土)スーパーネオンホール1日目・前半
ナツミ撮影
哲郎記
2010/12/13(月)
スーパーネオンが今週末に差し迫った月曜。
ソワソワしながら東京に芝居を見に行きました。
平田ヲリザさん著書の新書「演劇入門」をもとに、
岩井秀人さんという人が脚本におこし、
踊る大捜査線とかの監督の本広克行さんが演出した「演劇入門」。
そのくらいの予備知識しかもたず、「演劇入門」も読まずに、でも気になって観にいって来ました。
気づくのが結構遅く、チケットは最終日の今日の分まで完売。
早朝のバスで出発。強行。
二時間近くキャンセル待ちしたけど、観れてよかった!
あらすじは、脚本家の岩井さんについての演劇人生の変遷みたいなものだったんですが、
それがなんだか、近代以降の演劇の進化?みたいなものをわかり易くなぞった内容になってました。
見終わった第一印象は、なんというか前向きな諦め感。
きっといろいろ納得したり、わかった事が沢山あったんだと思う。自分的に。
ある意味当たり前なんだけど、「これを長野で観るのは、難しいだろうなぁ」と思いました。
始まってから数秒で入り込んでいけて、芝居に没頭できる。
見終わって、なんだかとても考えさせられる。
でも恥ずかしい事に言葉が無さ過ぎて言語化できない。
ただ、何かに強く納得出来た印象が持てました。
待ち時間の間、ロビーで「演劇入門」をよんでいました。
そこには、「伝えたい事は無いけど、表現したい欲求は沸き上がってくる(ちょっと違うかもしれないけど)」というような事がかかれてて、芝居のなかでも、それに触れる場面が出てきて、特にその部分に納得しました。
やーでも、本当にすごいなぁ。
思い知らされた。
特に自分について、立ち位置とか、これまでの経験みたいな事の意味・無意味とか。
ー哲郎ー
ナツミ記
「演劇入門」を見に行った。
平田オリザの、現代口語演劇について書かれた新書「演劇入門」を
脚本家・岩井(実際に今回の作品の脚本を書いた人)の視点でみながら
再構成しつつ、“イワイ”の演劇人生を演劇で描いていく・・・といった作品。
“イワイ”が実際影響を受けた演劇作品を、
時間軸に沿って、劇中で再演(劇中劇っていうのかな)することで
なぜ現代口語演劇なのかと言うことを説明していく。
私達観客のこころや視点が、
完全に作家(それが演出家なのか脚本家なのか、平田オリザなのかわからないけど)にピックアップされたところで
“イワイ”の物語が静かに終わる。
そう、すごくほんとにすごく静かなんだけど、
さんざん現代口語演劇を見るコツ(や、その他・・・)を
すり込まれたわたしたちのこころは
繊細すぎるほど繊細になっているので
その数分間に、ぐらんぐらんと、揺さぶられるのだ。
(あ、もしかしてわたしだけ?!)
この劇を見た人はもしかすると「現代口語演劇」が
魔法のように思うのかも知れない。
でもこれはある芸術家が、
「自分のみえる世界」を「他人に見せる方法」として得たひとつの手法であって、
「現代口語演劇」がどうのという話しではないのだと思う。
だれかが油絵を確立した(よく知らないけど)ように。
ジャンルとして流用できる手法かも知れないけど
“ある作家”に、他人と共有したい世界があって
共有する方法をいままでの概念を打ち破りながら追求していって
たどり着いた方法でその世界をみせた、から
説得力があるのであって、手法の魔法ではないのだと思う。
これは作る側にちかい視点での感想。
もっとニュートラルな感想は・・・
劇や世界を「見る」ちょっとしたコツやおもしろさを教えてもらった反面
人間や私自身に対する絶望というかどうしようもなさを再確認させられて
きっとそれでも・・・っていうところで生きていくんだと思うけど
絶望や煩わしさの中にしか(を受け入れるしか)
希望や幸せを見出せないむなしさを再確認するのはつらかった。
「ドラマ」ってそういう経過のことだし
人生や、毎日はなんてドラマチックなんだろう、と思う。
その毎日に加えて
(芸術)作品はその作家の「ドラマチック」を抽出して見せてくるわけで
なんか息できなくなってしまう。
やっぱり闇がないと光は感じられないのかな。
それはどうしようもないのだろうか。
どうしようもないんだろうな。
とかそういうことを、おもった。
以上。
ナツミ
2010/12/12(日)
今日は毎年恒例のクマキミュージッククラブクリスマスコンサート。
社長のクマキさんにはいつもピアノの調律でお世話になっています。
今年はタテさんやリクオさんのライブ前等、沢山お世話になりました。
今年の新年ライブでも見覚えのある子が、歌が上手になってたり、
ささやかながらも確かな喜びがいつもあります。
なによりみんな楽しそう。
勝手にネオンホールの風物詩的なイベントだなぁと感じています。
クマキさんのイベント終了後、
中野で行なわれていた、「高社山レイ線」というイベントに、
ネオンスタッフ久保田さんと一緒にいって来ました。
去年の春までネオンスタッフだったののみが京都からやってきてライブしました。
実は金曜の「歌って〜」に突然顔を出してくれた。
ぎりぎり、ののみのライブに間に合って会場に滑り込んだ頃には、
もうだいぶ会場は暖まっていました。
イベントの主催はネオンでもお馴染みの田沢君。
彼は最近、中野で何か面白い事をするべく頑張っている様子。
じーま夫妻をはじめ、顔なじみの人達が沢山訪れていました。
おそらく、自分の到着を待っててくれてただろうののみが、ステージで歌い始めました。
ののみの歌は同じ曲でもかなり日替わりだなぁと思いました。
そういうところが結構すきです。
そして、しばらくあわなかったうちに、成長したなぁとか、しみじみ思いながら聴いてました。
「いい歌が聴けていい夜だ。うんそうだ。」
とか思っていたら、田沢君が思いもよらないお土産をもたせてくれました。
ずっと前から欲しかった、真っ赤なフェンダージャガー。
始めてギターを買ったとき、今でも使ってる赤いカジノか、赤いジャガーかさんざん悩んで、
カジノを買って、ことあるごとに、ジャガーが欲しいと思ってたんですが。
田沢君の底知れなさを感じました!
帰り際、久保田さんとののみを紹介した時の事が印象的でした。
まだ二人とも19さいなのかぁ。
とこれからの事がまたちょっと楽しみになった夜。
ー哲郎ー
昨日(12/5)は短編劇場でした。
一昨日(12/6)はslum&円盤共同企画ライブ。
終わって、今日起きたら、握力が減ってた。
計ってないけど。
出張円盤、いいイベントでした。
地元のバンドも、東京から来たバンドもいい緊張感があって、
ライブもそれぞれ気合い入ってた。
円盤の田口さんも、とても面白い人でした!
いろんな音楽を紹介してくれました。
この日は久々に、独りで音響照明やった。
なんだかこの感じ、すごく懐かしいなぁと思いながら、テキパキ働いた(イメージ)。
その夜から短編劇場の仕込み。
結局準備終わったの朝の六時でした。あはは。
今回もやっぱり一番乗りのゴッドサウンド。
芝居もすごく楽しかった!
スーパーネオンでも観れるなんて嬉しい。
そして2月も決まってるし!
後個人的には中川さんの独り芝居「Of The Dead」が良かった。
こういうものが観たくてネオンホールにいるっていうか、
こういうものを観るとネオンホールにいてよかったなーって思える。
等身大で、精一杯舞台で生きる。
かっこいいし、憧れる。
そんな芝居でした。
あと、お互いに演劇初舞台だった、信濃美術館での演劇のこととか思い出したり。
そういえば、一月は、この時の脚本家高山さなえさんの脚本講座があります。
興味のある方は是非ご参加下さいー!(定員10名です)
ー哲郎ー(写真:ナツミ)
遅くなりましたが
松本のりんご音楽祭で撮影した写真をfotologueにアップしました。
重たいし選べなかったのでやたらたくさんありますが、
暇なときに観てやってください。
向井秀徳
イルリメ
slum
サイプレス上野とロベルト吉野
UKI・SOAP 他
夏海
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