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長野市民日記-091

更新日:2014年05月01日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記91 2014年4月30日(水)

 今日、嫉妬した。
 駅前、パンダの着ぐるみを着て夢中でティッシュ配りの仕事をしていた。休日なので人通りが多く配りやすい。
 “この仕事で稼いだお金で新しいGパンを買っちゃおう。Leeのやつ。そんでそれをはいて大好きなNちゃんを映画にさそっちゃおう”着ぐるみの中、良い汗をかきながらニヤニヤしてしまう。
 もうあとちょっとでティッシュを配り終えるところで前から来る女性が目に映った。
 Nちゃんだった。そして横には見知らぬ男が…。
 男がパンダな私からティッシュを受けとろうとする。あるビジョンが頭に浮かんだ。
 「アンタ、いったいNちゃんのなんなのさ!?」
 男の胸ぐらをつかんで吠える私。
 でも結局二人の背中を見送った。
 Nちゃん、イイ顔をして笑っていた。

長野市民日記-090

更新日:2014年04月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記90 2014年4月20日(日)

 今日も一日アニメを観てすごした。
 連続十五時間DVDを観続けてしまった。最近アニメ観賞にハマっているのだ。主に美少女がいっぱい登場するやつ。
 美少女もえキャラに比べたらアヤセハルカなどブスである。
 正直自分、二次元世界に逃避している。何に対してもモチベーションが上がらないのだ。
 腹に力を入れて仕事に打ち込む必要もあるし、熱く真剣に他者と関係する必要もあるのに(恋愛活動含む)。原因不明の憂ウツにつつまれる今日この頃。
 画面に映しだされたツンデレ同級生キャラが主人公の男にいう。
 「べ、べつにア、アンタのためにコレ(手作り弁当)作ってきたんじゃないんだからね!」
 激もえである。
 “くぅ〜”という声をあげながら四つ目のポテチの袋を開けた。

長野市民日記-089

更新日:2014年04月11日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記89 2014年4月10日(木)

 今日、妻と花見に行った。
 ちくま市森のあんず祭りに行ったのだ。
 昨日、仕事でつき指してしまったので車は妻のユリ子が運転した。
 ユリ子はハンドルを握りながら「お花楽しみね。私、屋台でリンゴアメ買っちゃおうかしら」と華やいだ声を発した。
 彼女は今でこそ職業看護士で“老人と子犬が大好きです”みたいな顔をしているが高校時代はバリバリのヤンキーだった。学校中の男達が彼女からカツアゲされた。私もカツアゲされた。というか奴隷だった。現在一緒にいるのはストックホルム症候群のせいだ。
 私達の車が国道に入った途端、横からドイツ車が強引に割り込んできた。
 ユリ子は約一秒でヤンキーモードに豹変。
 「どけよ!この激安ベンツが〜!」
 クラクションをならしまくった。
 私は小声で「ベンツの時点で安くないから、高級だから」とツッコミを入れた。

長野市民日記-088

更新日:2014年03月31日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記88 2014年3月30日(日)

 朝目覚めるとバーだった。
 バーはバーでもそこはゲイバー。店の装飾はだいたいパープルで統一されている。ちなみに店名は“ナイスガイ”である。
 昨夜、店でドライマティーニを十杯飲んでそのままぶっつぶれたのである。
 マスター(ゲイ)に「ちょっと飲みすぎだぉ」と注意されたがきかなかった。
 私は昨夜女性にフラれた。三年間一途に好きだったAちゃんに完ペキにフラれた。
 彼女は私の思慕の念「つきあってください!ってか結婚してください!」という思いを優しく、力強く、ざんぎゃくに握りつぶしてくれた。“グシャ”って感じで。
 私はベロベロになりながらマスターに問いかけた。
 「ねえマスター、オレの〜、オレの〜運命の人はどこなの〜?」
 マスターはアイスピックで氷を突きながら「そんなの知らないおぉ」と言った。

長野市民日記-087

更新日:2014年03月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記87 2014年3月20日(木)

 今日、上野公園から帰ってきた。
 一ヶ月ぶりに長野の自宅へ帰ってくると弟が開口一番こう言った。
 「なんか兄ちゃん、ウンコくさいんだけど」
 あたりまえである。この一ヶ月間フロに入っていなかった。東京上野でホームレス生活をしていたのだ。
 なぜか?自分の意志をたしかめるためだ。
 進路指導の神山先生から卒業後の進路をきかれ“革命家になります!”と答えると、「それじゃあ将来ホームレスになる覚悟はできているのか?」と言われた。
 だから春休みを使って体験してみたのだ。
 日がな一日、道行く人にハトのエサ(豆)を売り、夜になると近くのテントのおっさん達とカップ酒を飲む。そしてラジオを聴きながら眠りにつく。そんな日々。
 おととい先生にハガキを送っておいた。
 「ホームレス上等デス」と。

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