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長野市民日記-066

更新日:2013年08月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記66 2013年8月20日(火)

 今日、同級会に出席した。
 小学校時代の同級会。旧友三十五人が駅前の居酒屋に集まった。
 正直ちょっぴり不安だった。小学校時代の友人達と会うなんて十年ぶりくらい。「いったい何を話せば良いのだろうか?それに好きだったAちゃんがそばに来たらこっぱずかしくなってオロオロしてしまうかもしれん」と。
 しかし、それはまったくの杞憂だった。居酒屋に入って三〇分後には、友人達と爆笑していた。「へえ〜そうなんだ〜」とか言って。
 子供の頃に知り合った仲というのは不思議なものだ。長い間会っていなくとも会話した途端、昔の距離感で話すことができる。
 Aちゃんともフツーに楽しく話せた。Aちゃん姓が変わっていた。三年前に同僚の男性と結婚し、現在二児の母だという。
 今回会った同級生の内、けっこうな数の人達が結婚しパパやママになっていた。私はその事に“確実な時の流れ”を感じた。

長野市民日記-065

更新日:2013年08月10日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記65 2013年8月10日(土)

 今日、海へ行った。
 高校時代の友人達と四人で新潟の海へ行った。
 砂浜で肉やカニを焼いて食べ、ビールを飲んだ。不思議なことに皆、楽しそうな顔をしているのだけどあまり喋くらない。いつもは仕事の話、恋愛の話、マンガの話などをさんざんしているのにバーベキュー中「この肉うめー」とかしか言わないのである。
 親しい者達と上半身裸で、水平線を眺めながら好きな物を飲み喰いするという行為が言葉をかいした意思のそ通がもたらす楽しさを通り越し、文明以前の原始的な幸福感をあたえてくれているようだった。
 食事の後は海に入り、ひたすら波に体を運ばれる感覚を味わった。そして波うち際ですもうをとったりした。
 帰りの電車の中では皆、遊び疲れウトウトしているかねむっていた。友人達の寝顔を見ながら「来年もまた海へ行こうぜ」と思った。

長野市民日記-064

更新日:2013年07月30日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記64 2013年7月30日(火)

 今日、デートをした。
 今日はデート部の日。部員のP子とケーキ食べ歩きツアー・イン善光寺界隈編を実行した。P子は三歳年下のキュートな彼氏がいるにもかかわらずデート部に所属し続けている。彼女は「デートはデートよ。恋愛じゃないからヒロ君もわかってくれるはずよ。」と、いつも力説している。
 二コ目のガトーショコラをほおばりながらP子が「だめだめ。日本映画ばかり観てないでアンタもちゃんと恋をして女の子とリアルデートしなくちゃ〜」と言ってきた。
 いつもだったら「オフクロみたいな事言わんでくれよ」と反論するのであるが、その時は「なぜか夏になるとムショーに人恋しくなんだよ。『愛なんかいらねえよ夏』といきたいけどダメだ〜」と私は嘆息した。
 P子は私の発言に大笑いしてから、「次のデートでは占い師に恋愛運を見てもらおう」と提案してきた。異議ナシであった。

西澤尚紘

長野市民日記-063

更新日:2013年07月26日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記63 2013年7月20日(土)

 東京に来ている。
 高円寺北中商店街のゲストハウスに泊まって今日で四日目。見聞を広げるための旅に来ているのだ。
 昨日は文化社会学の学会「カルチュラルタイフーン」に行って同性愛カップル当事者(二人の女性)の話を聴いたり、一般公開されていないイタリア映画を観たりした。
 また、新宿にある思想や哲学系の同人誌・一般書籍を売っている店をたずね店主Nさんから共産主義と無政府主義の違いについて教えてもらったりした。
 そして夜、高円寺のコミュニティー居酒屋“なんとかバー”(毎日マスターが違う)で友人達と大いに酒を飲んだ。
 東京に来ていて自分の脳ミソがどんどんほぐれていくのを感じる。「ああ、この世界は思っていたよりずっとずっと自由に生きていて良いんだな〜」と。二日前から睡眠薬を飲まないで眠れている。ありがたい。

西澤尚紘

長野市民日記-062

更新日:2013年07月10日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記62 2013年7月10日(水)

 ひきこもっている。
 最近仕事をやめてひきこもっている。べつにずっと部屋の中にいるわけじゃない。近所の神社と市立図書館と銭湯をぐるぐるまわっている。“社会的ひきこもり”というやつだ。
 小学校の卒業文集に「将来は脳外科医になってクモマッカ出血になった人の命を救いたい!」と書いたがぜんぜん違う現実。
 でもどうにかふんばる。パニックにおちいらないよう定期的に腹式呼吸をするようにしている。
 ちなみにここ二、三日はまっている本(図書館の)は北野誠『おまえら行くな。』シリーズ。実話怪談系の書籍。基本読んだその夜は部屋の電気つけっぱなしで寝る。
 なぜ怖い話を読みたくなるのか。きっと無意識が「幽霊→あの世→この世→生きている私」を感じさせるためにだ。つまりメメント・モリ(死を思え)ということ。
 くいのない人生を送ろうと思う。

西澤尚紘

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