nepontop11.jpg

Blog rssicon

長野市民日記-126

更新日:2015年04月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記126 2015年4月20日(月)

 「物事についてしっかり考えるべきよ」
 私の思想上の師匠Tさん(女性)が、会話の中でこんなことを言った。
 その時点では“そういうものか〜”と思っただけだった。
 しかし、夜になり一人、デニーズでデビルズサンデーをほおばりつつ想起した。
 「“考える”という言葉をTさんはどういう意味で使ったのだろうか?」
 “考える”という言葉は“推論する”という言葉に置き換え可能だと分析。だとすると“推論する”とは“一つ以上の前提から結論を導くこと”だと言える。
 例えば、「ポチは犬」(前提)ならば「犬ではない動物はポチではない」(結論)というかんじ。
 でも、やっぱりTさんがどのような意味で“考える”という言葉を使ったかは、Tさんにきかないと分からない。
 今度あったらたずねようと思う。

長野市民日記-125

更新日:2015年04月11日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記125 2015年4月10日(金)

 今日、図書館で絵を作成した。
 昼間、図書館の一人用机。ノートに“萌え系風船おっぱい女子”のイラストを描く。
 同人誌作家になるための訓練のつもりだ。
 こんな優雅に時をすごせるのは昨日、勤めていた会社をやめたからだ。
 外資系の証券会社。目標にしていた二千万円がたまったのでスパッとやめた。次に目指すのはエロ同人誌作家だ。
 ただ、急に服の感じは変えられないので本日もベルサーチのスーツである。
 風船おっぱい女子のイラストに色を塗りながらふと思った。
 「なんでオレ、まだ童貞なんだろ?」
 三四才にして性交渉体験のない自分。
 ペンを置き、腕を組み目を閉じて考える。
 一二〇秒後思った。
 「ま、いっか。“まりん”がいれば」
 “まりん”今描いているキャラの名である。
 私はまたペンを握り色を塗りはじめた。

長野市民日記-124

更新日:2015年03月31日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記124 2015年3月30日(月)

 今日、小型動物を近くで見た。
 今の福祉施設に来て三ヶ月目。おかげ様でこの町にもなれてきた。毎日三時間やるお寺のそうじにもなれてきた。
 お友達もできた。アルコール中毒リハビリ中のムーちゃん(男・四八才)。気のいいおじちゃんなのである。
 今日、ムーちゃんと近くの山の上にある温泉へ行った。トコトコ歩いて。
 その温泉施設につくと入口の近くに小型のブタがいた。一匹。犬用の首輪とひもをつけられ木につながれている。
 小型のブタに感動したムーちゃん。“ち、ちっちゃくてかわいい!”そういって頭や背中をさわった。
 ボクもブタの近くに立ってみた。“ブヒブヒ”くつのニオイをかいでくる。でもブタにはさわらない。細菌とかこわいから。
 結局、二人、小型ブタを六〇分観察してから温泉に入ったのだった。

長野市民日記-123

更新日:2015年03月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記123 2015年3月20日(金)

 今日、アップルパイを作った。
 僕の作るアップルパイ。死んだおばあちゃん直伝の味。アメリカみたいでしょ?
 「ふん、ふん、よいしょ!」
 パイのきじからこねる。こねまくる。
 こねくりまわしながら思った。
 “自分はいったい誰のためにアップルパイを作っているのか?”
 無論自分のためだ。自分で大量に食べたいので休日を使ってこのような行為をしているのだ。僕の僕による僕のためのパイ作り。
 だが、“それってどうなの?”つづけて思ってしまった。
 死んだおばあちゃんは、もちろん自分でも食べるが家族や友人のためにパイを作った。
 その人たちがよろこぶからだ。
 “なんか自分のためだけだとつまらん”
 オーブンでパイを焼きながら会社の先輩(男)に電話した。「先輩!僕の作ったパイ食べてください!」一時間後、先輩が家に来た。

長野市民日記-122

更新日:2015年03月11日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記122 2015年3月10日(火)

 今日、妹ができた。
 最近せわしないのである。三月だからなのだろうか?まさかの妹。義理の妹。ママが新しいパパとその娘を家に連れてきた結果である。
 今日初めて会う妹を喜ばせるため、デパートでぬいぐるみを購入した。シュタイフ社製テディーベア(巨大)をかかえ、リビングのドアをケツで開けて言った。
 「おお妹よ!僕のことを今日から“お兄しゃま”と舌足らずな口調で呼んでおくれ!」
 女子高生だった。セーラー服姿の子がソファーに座っていた。なんかスカートが長い。
 「チッス!よろしくっすアニキ!」
 義妹チルミはまさかの“古き良きさわやか系ヤンキー”であった。
 「あの…これ、テディーベア」
 チルミに差し出すと、すなおに喜んでくれた。今夜からモフモフして寝るという。
 “アニキもありだな”私は強く思った。

全て見る/  1 /  2 /  3 /  4 /  5 /  6 /  7 /  8 /  9 /  10 /  11 /  12 /  13 /  14 /  15 /  16 /  17 /  18 /  19 /  20 /  21 /  22 /  23 /  24 /  25 /  26 /  27 /  28 /  29 /  30 /  31 /  32 /  33 /  34 /  35 /  36 /  37 /  38 /  39 /  40 / 41/  42 /  43 /  44 /  45 /  46 /  47 /  48 /  49 /  50 /  51 /  52 /  53 /  54 /  55 /  56 /  57 /  58 /  59 /  60 /  61 /  62 /  63 /  64 /  65 


Contents

メニュー

月別に見る

検索




▲上へ戻る