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長野市民日記-005

更新日:2011年12月13日|書いた人:【連載】長野市民日記

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長野市民日記 005 12月12日(月) 西澤尚紘
 今日いつものように会社が終わった後、千曲川グラウンドで相撲をした。営業部長の小山田さん(男性・三十五才)とだ。
 小山田さんとは過去一〇〇五回勝負してきたが一度も勝てたことがない。地区の卓球倶楽部で鍛えあげられた彼の腕力はハンパではないのだ。
 でも今日こそは勝てる気がした。なぜなら今日の戦略会議で私のイチ推し新商品滋養強壮ドリンク「俺流V3」が通ったからだ。
 近くの高校の十五時三十分のチャイムを合図に取り組みを開始した。
 小山田さんとはすぐに四つの体勢になった。私は電光石火で彼の上手を取り、渾身の上手投げをはなった!が、しかし片足一本でのこられるとそのまま切り返しを喰らい、そのまま土にコロガされた。一〇〇六敗目を喫した。
 私は帰り道、彼のニヤリとした顔を思いだし「俺流V3」を一気に飲み干したのだった。

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長野市民日記-004

更新日:2011年11月30日|書いた人:【連載】長野市民日記

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長野市民日記 004 11月30日(水) 西澤尚紘

 今日は、ペットのアルパカ、名前モット・ケヲ愛称〈モッ君〉(オス)を連れて近くの温泉へ日帰り入浴してきた。
 昨夜、モッ君から毛を六キログラム拝借し新しい冬用背広を仕立てていると、彼が「何してくれんのさ?!さすがに高原(南米アンデス)生まれの僕でも寒いんだけど!あ〜もう肌がカサカサしてきた!も〜温泉にでも連れてってよ〜!」と目で言ってきたのだ。
 そういう訳で今日行った温泉は松代温泉は三陽館。信州広しといえどアルパカと一緒に入浴できる温泉は、地獄谷温泉(サル等同浴可)をのぞいてあそこくらいだろう。その茶色のお湯がとても肌に良いという。
 私もモッ君も喜んで湯につかった。「ぬる目だから五〇分は温泉を楽しめるわ〜」と私が思っていると五分も経たないうちにモッ君が「そろそろあがろっか!?もう暖まったよ!だって僕には毛があるから!」と目で言ってきた。私達は七分で入浴を終了した。

長野市民日記-003

更新日:2011年11月09日|書いた人:【連載】長野市民日記

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長野市民日記 003 11月8日(火) 西澤尚紘

 今日、アメリカはアリゾナ州の片側通行の道をスバル製軽トラックで走っていた。道の両側は見渡すかぎりの砂漠で、サボテンと岩ばかりだった。
 すると後ろからブォーっと真紅のランボルギーニが寄ってきて私の運転する車を追い抜いていった。片側通行なのに!!
 私はカチンときた。「俺の前を何人たりとも走らせはしね〜!!と、いうかこの日本製及びスバル製軽トラの性能をナメるんじゃないよ!!」と思った。
 私はギアを三速から五速に切り換えランボルギーニを左側から(アメリカなので)抜き返しにかかった。瞬時にして軽く(時速120km)はでた。「ふ、さすがはスバルのエンジン、その昔ゼロ戦を作っていただけのことはある…」と我ながら感心した。
 が、次の瞬間ヤツは推定(時速380km)をだしはるか彼方にいってしまった。
 私はくやしくてしょうがなかった。

長野市民日記-002

更新日:2011年10月20日|書いた人:【連載】長野市民日記

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長野市民日記 002 10月20日(木) 西澤尚紘

 今日、城山公園のベンチに座って日光浴をしていたら外国人の男性(推定40才代後半、白人、つぶらな緑色の瞳に黒ぶちメガネ、大きく高い鼻、スキンヘッド、シルバーブラックの縦縞のスーツ、黒い革靴姿)に声をかけられた。
 男性は一言「メメント・モリ!」と大きく溌剌とした声で言い放ちVサインをキメながら歩き去って行った。
 私もVサインを返しつつ笑顔で彼の背中を見送っていたものの心は「メメント・モリってどういう意味!?何語!?」という思いで一杯だった。
 私はダッシュで市立図書館へ行き言葉の意味を『外来語大辞典』で調べてみた。
 辞典にはこうあった。
 「【メメント・モリ】ラテン語で「死を想え」「死を忘れるな」の意」
 私は「そんなことラテン語で言われても…でも、ありがとね」と思った。

長野市民日記-001

更新日:2011年10月20日|書いた人:【連載】長野市民日記

 長野市立町在住の西沢尚紘さんより、「長野市民日記001」なる文章が投書されましたので、突然ではありますが紹介いたします。

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長野市民日記 001 10月15日(土) 西澤尚紘

 今日は祝い師という仕事をしている山田万太郎さん(50才・男性)と出会った。
 私は山田さんに祝い師の仕事内容をたずねてみた。
 彼の仕事は主に日本中の伝統的な祭りへ参加し、その祭りの重要な場面において性的であり聖的でもある言葉を大声で叫ぶというものだった。
 例えばどんな言葉かとたずねると先日石川県能登半島にある漁村の秋祭りに参加した時
はこう叫んだそうだ。
 「海神様(正式名称オオウミノハララギヒコ)あなたのその御手で私のワキをどうか触ってください!そして、その手つきでどうか皆の衆を救ってやってください!」
 私はその言葉をきいて、「いったいどんな手つきで神様にワキを触られるというのですか?」と興奮ぎみに山田さんにたずねた。
 そしたら彼は「あ〜そこは僕の専門外だからわかんないな〜」と言った。笑顔で。

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