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長野市民日記-076

更新日:2013年11月30日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記76 2013年11月30日(土)

 今日、一人でやきとり屋に入った。
 奥の席に座り、日本酒を飲みながらやきとりを静かに食べる。背をまるめ、ちょっと泣きそうになって。
 大好きなN先輩にフラれたのである。
 最近、恋の病に苦しんでいた。N先輩に会えない時、彼女のことを考えると胸が苦しくなり、ぐったりし、食欲が無くなる。「こんなことなら出会うんじゃなかった」という恥ずかしいセリフを吐く。末期だった。
 そして本日、告白した。
 「先輩、大好きなんです!どうかボ、ボクとつ、つきあってください!」
 答えは“ゴメンなさい”だった。
 「私も君のこと好きよ。でもそれはラブじゃないのライクなの。つまり私にとって君はどこまでもお友達なの」とのこと。
 もう泣きながらやきとり食べるしかない。
 二杯目のコップ酒をあおり「明日からどうしよう…」と、つぶやいた。

長野市民日記-075

更新日:2013年11月20日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記75 2013年11月20日(水)

  今日、自由作文を書こうとして全然書けない事に気づいた。書くことがない。
 原因はわかっている。悩みが無いからだ。
 デニーズでムシャムシャ朝ゴハンを食べ、iポッドに入れた落語を聴いて一人ゲラゲラ笑っている。こんな日常で良いではないか!
 でも、でも、これではさみしい。何か書かなくては…。とりあえずエロ小説を書いてみる。中学生の男女がでてくるハズカシイやつ。う〜ん全然ダメ。二行で挫折。
 そこで今度は「会話」について記述する。
 私は他者と話すことが好き。(意中の田中先輩とのトークは特に)
 会話は想像力の宝庫だ。会話には発見があり、夢がある。相手の情報空間にアクセスすることによって自分の情報空間は一部書き換えられる。つまり会話をする者同士はお互いの内面宇宙に影響をあたえあう。ようするに先輩と沢山話すべきだということ。
 どうにか書けてハッピーである。

長野市民日記-074

更新日:2013年11月11日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記74 2013年11月10日(日)

 今日、己の得意な事柄について考えた。
 これまで仕事を得意、不得意ということで考えてこなかった。
 とあるイベント制作に庭師の友人とたずさわってみると、その友人がかなりいろいろな作業をこなすことに気づいた。足場の組立て、舞台セットの製作、高所での手作業、複雑なロープワークなどだ。
 それを見て「カッケー!」と思った。自分もそういう仕事ができるようになれるよう野外の仕事(農作業)の世界に入った。
 二年たった。全然できるようにならない。簡単な工作はおろかロープもろくに結べない。
と、いうか“モノ”に複雑な細工を加えることに興味が持てない自分を発見した。
 私は、「得意な事柄=興味がある事柄である」という考えにいたった。だとすれば自分の得意な事柄を認識し、それを仕事にすることができれば幸いではないか!
 そう思ったらなんかワクワクしてきた。

長野市民日記-073

更新日:2013年10月31日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記73 2013年10月30日(水)

 今日、兄が会社を休んだ。
 二つ年上の兄は企業の研究所に勤める物理学者にして筋金入りの神秘主義者(カルト野郎)である。いつもノートに量子コンピューターの理論と黒魔術の魔法陣を書きつけている。この間も学会に出席するために京都へ出向いたと思ったら、その足で山口へツチノコを捕まえに行っていた。
 正直言って変態である。
 その兄が三日前から会社をズル休みし、一日中部屋にこもってなにやらやっている。心配した両親が私を偵察に行かせた。私は兄の部屋のドアを蹴やぶって言った。「どうしたんだよ!?会社行かなくちゃダメだろ!?」と。
 兄はマシーンを作っていた。宇宙人と交信するためのマシーンを。本気で。
 「宇宙人がこうしろと言ったんだ!」という発言がちょっとこわかった。床には数式でうめつくされた紙が散乱している。
 今日、私も仕事を休んだ。

長野市民日記-072

更新日:2013年10月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記72 2013年10月20日(日)

 今日、動物と遭遇した。
 私は退屈が嫌いでいつも脳内刺激を求めている。ある意味脳内刺激中毒者だと思う。こう書くと、なんか凄いパンク野郎でバイクを乗り回したり、断崖絶壁をロッククライミングしそうであるが、全然そうではない。ありきたりな二次元野郎で『電車男』である。
 いつもTVゲームかネットか本の世界(仮想現実)に意識を接続し楽しんでいる。「ウヒョ〜」といった感じで。
 でもちょっと今日は冒険した。野犬に襲われたのである。仕事で浅間山の森に入り、めずらしいコケを採取していたら、歯をむき出しにした野犬(中型)が現れ突進してきた。
 「ひ〜ケダモノ〜」と心の中で絶叫し、死に物狂いになって逃げた。
 道端に止めてあった車までたどりつき、ドアを閉め、ペットボトルの水を一気飲みした。脳内で大量のアドレナリンが分泌されているのが分かった。私は“リア充”を理解した。

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