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長野市民日記-106

更新日:2014年09月30日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記106 2014年9月30日(火)

 今日は記念日だ。
 自営業者(便利屋)になって一周年の記念日。ビンボーだけど生活できていてハッピーな気分。
 “みんな、仕事とお金をありがとう!”なのである。
 さて、次なる二年目の社会人的目標は何か?ズバリ、
 「自分のできる事を増やす」だ。
 私は、万事に対してすっごくビビリ。ゆえに新しい事への挑戦を怠ってしまいやすい。
 “この機械にふれたら故障するかもしれない…ふれないでおこう”とか
 “このような物を人様に売ったら怒られるかもしれない…売らないでおこう”とか。
 そうやって挑戦をサボっていた。
 でもこれからは違う。ビビリ生活とはおさらばである。
 とりあえず明日、チェーンソーで丸太を切ってみようと思う。

長野市民日記-105

更新日:2014年09月20日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記105 2014年9月20日(土)

 文章を書いた。
 いや、書こうとした。友人から演劇公演用の脚本制作をたのまれたのだ。
 昼下がり、近所の喫茶店“宇宙”のテーブルで原稿用紙を前に頭をかきむしる私。
 「何もストーリーが浮かばない!」
 物語中にぬれ場を盛り込もうと参考資料としてフランス書院のエロ小説を持ってきたが意味がない。
 混濁した意識を振り払うため冷めたコーヒーを一口飲み、タバコに火をつける。そしてソレをふかしながら思った。
 “調子が悪いのはM美ちゃんのせいだ”
 M美ちゃん。同じ居酒屋で働いている女子。正直カワイイと思っていた。なのに昨日、先輩から彼女は店長と不倫していると教えられた。“そんなビッチに興味ない!”ハズなのに…。小さい声で“くっそ〜”とつぶやく。
 六十分後、私は男女の愛憎をテーマに脚本を書き始めたのだった。

長野市民日記-104

更新日:2014年09月11日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記104 2014年9月10日(水)

 今日、家庭教師の仕事をした。
 最近、家庭教師をしている。近所の中学生に社会科を教えているのだ。
 教え子のK太(中二)が私に言ってくる。
 「なんで東大寺の大仏を作る命令をだした天皇の名前とか覚えなきゃいけないの?今の世の中に関係ないじゃんか!?」
 私は遠い目をして答える。
 「大人になればわかるよ…」
 なんも説明しない。なぜなら面倒クサイから。その質問難しいから。
 K太は涙目でふてくされていた。今日、好きだったクラスメートの女子に告白し、フラれたのだ。
 学習机につっぷし彼は言う。
 「Pちゃんがボクの事を好きになってくれないなら日本史の勉強なんて意味ナイよ〜」
 よくわかる心境なのである。
 そういうワケで本日の勉強は中止。K太と二人、川原へ散歩に出かけたのだった。

長野市民日記-103

更新日:2014年09月01日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記103 2014年8月30日(土)

 今日、兄から手紙がきた。
 「やっとわかったよ。ボク達は個にして全なんだね。なぜなら情報連結で並列化しているから!だからバーチャルな…(中略)」
 兄の明久は東京でサラリーマンをして暮らしている。たまに電子メールではなく紙の手紙をよこすのだ。
 経験上、兄が私に空想科学的な手紙を書く時=東京砂漠に心がやられている時だ。
 手紙の最後の方ではこうある。
 「したがって、ネットがあれば“この世界”はさみしくないんだ!」
 そこまで読んで、明久に電話をかけた。兄はすぐにでた。私は開口一番こう言った。
 「“この世界”ってナンなの?」
 「ボク達が今知覚しているこの現象界のことだよ」
 明晰なのである。
 「どう?兄ちゃん、調子は?」
 「え〜と、今な…」長電話したのだった。

長野市民日記-102

更新日:2014年08月21日|書いた人:【連載】長野市民日記


長野市民日記102 2014年8月20日(水)

 今日、遺跡発掘をした。
 お盆が過ぎてもまだまだ暑い長野市。本当は冷房がきいた部屋で『攻殻機動隊』のアニメDVDが観たいが、お金を得るため発掘のバイトをする。
 遺跡内、ガッガッと手もちスコップで土を掘る。土の中、土器の破片がかなり混じっている。大きめの破片がでてきたので、横で同じく作業している彼女のチコに質問する。
 “この破片って何時代のモノかな?”
 チコは目を細めて言う。
 “青黒色で陶器的、ゆう薬が少々、弥生時代よりも上の層位、つまり須恵器…古墳時代ネ”考古系レキジョなのであった。
 ガッガッガッと土を掘り続ける。正直、暑い、あきた、手がいたい。
 私はチコに言った。“暑すぎるから、もうバイトさぼって海とか行こうよ〜”
 “却下”彼女は即答。
 ちゃんと夕方まで作業したのだった。

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